こんにちは、まゆ◎です。
第160回直木賞を受賞した真藤順丈さんはどんな作家なのでしょう?受賞作品「宝島」のネタバレや感想と過去の作品についても調査してみました~!
真藤順丈のプロフィール
2019年1月19日、第160回直木三十五賞を受賞された真藤順丈さん。
第160回「直木賞」は真藤順丈氏『宝島』が受賞https://t.co/WSGyzGYLnr#直木賞 #真藤順丈 #宝島 #芥川賞 pic.twitter.com/vIfgoS1e9V
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) 2019年1月16日
ワイルド系のイケメンですね!
まずは、どんな作家なのかプロフィールをどうぞ♪
名前:真藤順丈(しんどう・じゅんじょう)
生年月日:1977年生れ
出身地:東京都
職業:小説家
デビュー作品:地図男(2008年)
真藤順丈さんの出身大学は国文学部だったそうですが具体的な大学名は分かりませんでした。
その大学生時代に自主映画やWEBコンテンツを制作する創作集団を結成され、その映画製作にたずさわりながら小説を書いていたそうです。
その後、小説に専念するようになり、長編小説や短編小説を合わせて10作品を投稿したもののことごとく落選してしまったそうです。
現在の真藤順丈さんの活躍からは「落選」など考えられませんが、どんな作家さんにも下積み時代というか、苦労時代はあるものなのでしょうね。
そんな真藤順丈さんは30歳になって一念発起されたと言います。
どう発起されたかというと・・・
『1年間で毎月1作を各新人賞に応募して、すべて駄目なら小説家の道は諦める』
と決めたそうです!
ご自身で逃げ道を作らないようにしたのですね!凄い決意です。
そして生活を切り詰め執筆に臨んだ結果、4作品が受賞したのです!
私が驚くのは、真藤順丈さんの作品は「ホラー」「ミステリー」「SF」「アウトロー小説」とジャンルにとらわれない作品であること☆
作家は作品を書くにあたって、資料を集めたり実体験したりと様々な取材をすると聞きます。
その中で得意なジャンルが確立したリするのかも。
でも、真藤順丈さんの場合はそれが当てはまらないんですね。ミステリー作家とかホラー作家とか、そういう呼称ができないのが凄いと思いますw。
そんな真藤順丈さんは2008年ころから、NHK「おはよう日本」やTBS 「王様のブランチ」で特集が組まれるなど注目される作家になりました。
2009年にはWOWOW「ノンフィクションW」でナビゲーターとしてゲスト出演されたり、映画にも出演されるなど活動の場を広げているそうです。
ちなみに真藤順丈さんはご結婚されていて『宝島』執筆中に2番目のお子さんが産まれたそうです♪
宝島のネタバレと感想
※ネタバレを含みます
第160回直木三十五賞を受賞した作品「宝島」。
第160回直木三十五賞
『宝島』真藤順丈
おめでとうございます!
今だからこそ、読まなければならない作品です!わーい、候補作品の中で唯一の為書き入りサイン本なんだーヽ(´▽`)/#くらりと一緒#直木賞#宝島#真藤順丈 pic.twitter.com/EaUk7u2MM0
— 月乃みと (@three_coffins) 2019年1月16日
第二次世界大戦後の沖縄を舞台に、コザ暴動に至るまでの若者たちの青春を活写した、叙事詩的長編作品です。
「宝島」と言えばロバート・ルイス・スティーヴンソン著の子供向け海洋冒険小説を思い浮かべる方も多いはずですね。
この古典作品と同タイトルにしたのは、作品が完成した後なのだそうです。
担当編集者さんの一声で決まったそうですが、シンプルさと力強さが気に入っているのだと語られています。
内容も「沖縄の宝とは何か、物語の主題に触れている題名でそのものズバリ」なのだとおっしゃっていました。
つらく重い沖縄の戦後史を描きながら、突き抜けた明るさで沖縄の人たちの強さやユーモアを浮かび上がらせる作品です。
この「宝島」を真藤順丈さんは7年かけて書き上げたのですが、東京都出身の真藤順丈さんが沖縄言葉で書かれていることに大きな意味があると感じました。
【ネタバレ】
アメリカ統治下にあった沖縄。アメリカの基地に潜入し物資を盗む義賊、戦果アギヤー、キャンプカデナ潜入後行方不明になったコザの英雄オンちゃんと親友のグスク、弟のレイ、恋人のヤマコ。それぞれの道に進んだ3人は個々にオンちゃんの行方を探し、物語のキーマン混血の孤児ウタと出会う。
感想
では「宝島」をすでにお読みになった方の感想を聞いてみましょう。
真藤順丈さん『宝島』講談社を
読んでから、熱量に圧倒され、凄い本だから売りたいと思い、店でもずっとオシてます。
すると、先日、MARUZEN&ジュンク堂梅田店に用があり、行ったら、
1列全部『宝島』一色に!
なぜか、すごく嬉しかったです。— 書店員マリ (@MacchiatoMari) 2018年10月15日
「宝島」真藤順丈
圧倒的な迫力と語りの力がありました。一人の英雄を胸に抱いて奔走する登場人物たちの熱気と、そんな彼らに時々茶々を入れる語り手が愛らしくかつ画期的で、読者自体も彼らと共に泣いて笑って感情を揺さぶれる傑作本でした。 pic.twitter.com/drP5cnJju9— ひつじ (@ajtpgjtwmjdxtj) 2019年1月15日
共通の英雄に焦がれ彼の消息を探しながら、1人は警官、1人は教師、1人はテロリストとなった男女の熱量溢れる青春歴史物語。
アメリカによる沖縄の占領、軍事基地。
その状況で味わう不条理な問題に明るい逞しく生きる沖縄の人達に胸が熱くなりました#読書好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/sjLYEMVaLK— なしたま (@nashi_tama) 2019年1月16日
真藤順丈さんは「とんでもないものに触れたくはないか?」と本をあまり読まないという若い人に言いたいそうです。
『宝島』はとんでもないものに触れられる小説だと語っています。
私はもう若い人ではありませんが(笑)、ぜひこれは読まねば!と思います。
過去の作品
先ほど書いた4作品が受賞したと言いましたが、その4作品をご紹介します。
第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞(2008年9月)
『地図男』
第15回日本ホラー小説大賞(2008年10月)
『庵堂三兄弟の聖戦』
第15回電撃小説多少銀賞(2008年)
『東京ヴァンパイア・ファイナンス』
第3回ポプラ社小説大賞特別賞(2008年)
『RANK』
そして『宝島』で第9回山田風太郎賞を2018年に受賞されて、今回(2019年)第160回直木三十五賞を受賞されました。
まとめ
第160回直木三十五賞を受賞された真藤順丈さんのプロフィールと「宝島」の感想とネタバレを調べてみました。
さっそく本屋さんへ行ってきます!!
「そのにゅーすって、ほんと!?」