NHKスペシャルドラマ「星影のワルツ」は東日本大震災の津波にのまれ海上を43時間漂流した男性の過酷な体験をドラマ化した物語です!遠藤憲一さんが演じる主人公の漂流場面のロケ地はどこの海なのか?また、遠藤さんのアドリブが凄すぎる!
目次
ドラマ「星影のワルツ」放送日時と再放送日
NHKスペシャルドラマ「星影のワルツ」
- 放送日 3月7日(日)午後9時〜9時59分[総合テレビ]
- 再放送 未定
ドラマ「星影のワルツ」のネタバレ
現在、NHKスペシャルドラマ「星影のワルツ」は放送前です。
以下は「星影のワルツ」のネタバレを含みます。
東日本大震災から3日、福島県沖15kmの海上で自宅の屋根に乗って漂流する男性が救助されます。
主人公は、遠藤憲一さん演じる60歳の農家・大谷孝志です。
2011年3月11日金曜日。
大谷は、東日本大震災地震発生後に勤務先から福島県南相馬の自宅に戻ってきます。
地震の揺れもさることながら、津波警報も出され「避難」しなければならない”緊急事態”のなか、それでも春に作付けをするための稲の種もみを守らなければならない”日常”との葛藤から始まります。
家には妻・恭子(菊池桃子さん)がおり、避難しなければならなかったが、稲の種もみを放置するわけにいかず、男性はそれを納屋に搬入。
その後、2階から隣家が津波にのみ込まれるのが見えます。
階下から駆け上がってきた妻には「大丈夫だから」と告げたものの、間もなく衝撃を感じ、夫婦は離ればなれになってしまいます。
夫婦は生き別れ、夫が海で43時間も漂流しながらも「希望を捨てずに」生還するというドラマです。
濁流の中で男性は、偶然見つけた自宅のトタン屋根によじ登って妻を捜したが、見つからず、そのまま沖合まで流されてしまいます。
そこから海上自衛隊のイージス艦に救助されるまで、43時間におよぶ壮絶なサバイバルが続くのです。
約3メートル四方のトタン屋根にしがみつき、たまたま妻から渡されていた栄養ドリンクと自らの尿で命をつなぎます。
深夜、屋根が浸水し絶望と寒さと喉の渇きに、体力と気力を失って行きます。
3日が経ち、諦めかけた時に口ずさんだのが「星影のワルツ」でした。
そして暗闇の中、気持ちを奮い立たせてトタンの上に押し寄せる瓦礫を取り除くのです。
ドラマのタイトルになっている「星影のワルツ」は漂流中に襲ってくる睡魔と戦うために口ずさんだのは「星影のワルツ」という曲だったのです。
実は、その歌は妻・恭子が愛唱していた歌でした。
お若い方は「星影のワルツ」をご存知の方は少ないかもしれませんが、「星影のワルツ」は千昌夫さんが1966年にリリースした名曲です。
累計売上は250万枚以上を売り上げ、日本のみならず、台湾、香港、シンガポール、マレーシアでも人気でした。
気になる方はこちらをどうぞ。
漂流場面のロケ地はどこ?
ドラマ「星影のワルツ」のメインシーン「漂流シーン」のロケ地はどこなのか気になります。
千葉県の海で撮影をされたそうですよ。
しかも撮影されたのは2020年12月~2021年1月にかけて行われたそうですから、寒かったのではないでしょうか?
遠藤憲一さんによると撮影した日は「“奇跡の1週間”と言われるほど穏やかだった」とのことですが、それでも冬の海です。
過酷な撮影だったのではないでしょうか。
千葉県のどこの海なのか、詳細は現在のところ分かっていません。
遠藤さんは2021年2月26日(金)にNHK番組「あさイチ」に出演され撮影の様子を話されました。
また、海での撮影の画像も公開されました。
遠くに岸が見え、小さな島に見えるものもあります。
外房では波が高くて撮影しずらいと思うので、内房かなぁ?と思いますが、、、どこなのでしょうね?
千葉県は海に囲まれているので都心に近い海浜幕張や、南の富津か館山、太平洋側の勝浦、御宿、辺りも考えられます。
詳しいことが分かりましたら追記していきたいと思います!
漂流場面は、千葉の海とスタジオ内に設置したプールで撮られた部分を合わせて、特殊効果で一面に広がる瓦礫や強い波を加えたそうです。
地上波は1時間の放送、BSは1時間半の放送ですが、撮影したのはカメラを2台使って28時間かけ、日数にすると5日間にも及んだそうです。
遠藤さんはずっと海に漂っている状態だったので、地上に上がった時にもずっと揺れている感覚だったと言います。
「漂流場面」がどんな映像になっているのか楽しみです。
ドラマ「星影のワルツ」の見どころ
久々に台本を読んで泣いた。実話ベースだけに胸にぐっとくる。自分だったら生き抜くことができるか、遠藤さんはじっと考え、静かにかぶりを振った。#遠藤憲一 #東日本大震災 #津波 #原発事故 #南相馬 #行方不明 #地震 #菊池桃子 #NHK https://t.co/IDQc1T7Ker
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) February 21, 2021
NHKスペシャルドラマ「星影のワルツ」の見どころはやはり漂流場面です。
実は、平たい屋根の上でどのように動くかは、遠藤憲一さんのアドリブに任されたのだとか。
監督は遠藤さんから湧き出る言葉を待って、カメラを止めないで回し続けます。
偶然、撮影中に実際にヘリコプターが上空に飛んできたので「お〜い、助けてくれー!!」というアドリブも生まれたそうです。
遠藤憲一さんのまさに体を張った撮影ですね。
漂着物を探す場面では水に落ちてしまうこともあったそうですが、それがかえってリアリティーを増したのだとか。
津波に合い、沖合まで流されながらも生還した男性(60代)を通じて”生きる力”や”生きていくために必要な支えとは”と言った重厚なメッセージが送られてきます。
何気ない”日常”が壊された時の人の脆さや弱さ、命を落とす寸前まで追い詰められた極限の姿や心理を遠藤憲一さんがどのように演じたのか?
ドラマ収録を終えた遠藤憲一さんが語った言葉があります。
「災害とか病気とか、人間はすべて順調には生きていけないし、何かとぶつかりながら生きるしかない。でも、それを乗り越えることで後々、何らかの意味が生まれ、人に勇気を与えることもできる。そんなメッセージもあるのでは」
ー読売新聞オンライン記事よりー
遠藤憲一のアドリブ力が凄い!
いろいろ見どころはあるとは思いますが、やはりその中でも遠藤さんのアドリブは見逃せません。
実際に体験することなどもちろん不可能な中、遠藤さんは台本の中だけでなく自らの経験や思考から発したセリフや芝居があるのだとか。
絶対絶命の状況下で、妻を失ってしまったかもしれない悲しみや恐怖を抱えながら生きている、「生きよう」としている姿をどのように表現しているのか、とても楽しみですね。
ちなみに遠藤憲一さんはカナヅチで泳げないそうです。
最初は息を止めておくのが30秒ほどしかできなかったので、溺れているシーンを撮影するために、1分間止められるように鍛えたそうです。
そして、菊池桃子さんとのシーンでは特にアドリブが多いそうですよ。
どんな夫婦像を描いているのかも見どころのひとつでしょうね。
見逃した「星影のワルツ」を見る方法
見逃してしまったスペシャルドラマ「星影のワルツ」を見る方法はあるのでしょうか?
詳しくはこちらの記事をどうぞ!

遠藤憲一のプロフィール
遠藤です。
3/7放送のドラマ「星影のワルツ」(NHK)関連で、
たくさん取材していただきました。
明日2/26はあさイチに出演します。
頑張って早く寝ます。 pic.twitter.com/JDk5tT1zcz— 遠藤憲一公式 (@enken_enstower) February 25, 2021
- 名前:遠藤憲一
- 生年月日:1961年6月28日
- 出身地:東京都品川区
- 身長182㎝
- 体重65㎏
- 血液型O型
遠藤憲一さんは2021年に還暦を迎えます。
恐妻家?
奥様は恐妻家と有名ですが、本当のところはどうなのでしょう?w。
1990年にタレントだった今の奥様とご結婚され、現在は奥様が社長兼マネージャーを務める事務所に所属する形でお仕事されています。
実は遠藤憲一さんは禁酒されてから3年が経ちます。
遠藤憲一さんは昔はお酒が好きでよく飲んでいたそうですが、お正月に飲みに行って奥様を怒らせてしまい、それからお酒はやめたそうですよw。
現在は、奥様のお料理の手伝いもされるそうで、野菜を切ったり餃子を包んだりするそうです。
俳優になったきっかけ
演劇の世界に入ったきっかけは、厳しい校則と相性が悪く高校2年で学校を辞めたあと、フラッと入ったのが俳優(劇団)の世界だったそうです。
その後に受けた無名塾には見事合格するも、わずか10日で逃げ出してしまったそいうです。
でも、わずか10日の師匠だった仲代達也氏とも17年後に共演を果たしているそうですから人生って分かりませんね。
ドラマデビュー
22才の時にNHK時代劇「壬生(みぶ)の恋歌」の猪俣蛾次郎役でドラマデビューを果たしています。
ちょっと覚えている役柄でも、やくざや暴力団員、時代劇から刑事や医者、普通の父親役など「頂ける仕事は断らないのが主義」と様々な役を演じてきていますね。
出演数もジャンルも多岐に渡るので割愛しますが、個人的には2016年の「お父さんと呼ばせて」(フジテレビ)のサラリーマンで蓮佛美沙子さんのフィアンセ役だったエンケンさんが一番好きかな。
40才を過ぎたころから注目を集めだした遅咲きの俳優さんですが、幅の広いバイプレーヤーとして大活躍されています。
まとめ
「星影のワルツ【ドラマ】見どころ・漂流場面の撮影場所ロケ地はどこ?アドリブが凄すぎる!」をまとめました。