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台風2号に発達する可能性あるたまご(熱帯的圧)がフィリピンの東海上に発生しました!日本への影響はいつあるのか?日本気象庁と米軍、ヨーロッパの世界各国の気象予報を詳しくみてみましょう!
台風2号2022たまごの現在:4月12日(火)
【4月12日(火)22時の最新情報】
4月9日(土)現在、日本の南海上には台風1号が発達しながら北上しています。
その直ぐそばのフィリピンの東海上に低圧部が確認されています!

画像引用元:tenki.jp
この低圧部が発達すれば台風2号になる可能性が高いです。
日本気象庁によると台風は年間を通して発生していますが、4月以降の台風は日本へ接近する率が高くなっていることがわかります。

引用元:気象庁公式サイト
春の台風は低緯度で発生して、西に進んでフィリピン方面に向かうことが多いようですが、過去では4月の台風でも日本へ上陸したこともあります。
年々、海面水温も上昇していることから「春台風」とはいえど、情報には注意しておきましょう!
では、台風2号のたまごの今後の発達予想をみてみましょう!
米軍合同台風警戒センター(JTWC)の情報
台風情報が早いと言われる米軍合同台風警戒センター(JTWC)の情報から見てみましょう!
赤い矢印の「TS 02W MALAKAS」というのは台風1号です。
オレンジ色の丸で囲まれた部分「94W」が台風2号のたまごで『発達するのに24時間以上かかる』と思われる低圧部です。

画像引用元:JTWC
JTWCでも低圧部を認識していますね!
JTWCの情報は難しいと思われるかもしれませんが、2022年になって日本語でも表記されるようになったので是非みてみてください。
アメリカ国防総省の機関で、アメリカ軍の船舶が安全に航海するためのものですが、一般の人も簡単に見ることができます。
そのデータは、大気モデルを使用するだけでなく、複数の衛星システム、センサー網やレーダー、地表および上空での総観気象観測データなど、アメリカの最新技術を駆使しています。
また、台風の定義がアメリカと気象庁とは違うので、その違いを見るのも面白いのです!
【図の見方】⭕️熱帯的圧 ➡︎台風
- 黄色丸(24時間以内の発達は考えずらい)
- オレンジ丸(発達しても24時間以上かかる)
- 赤丸(24時間以内に発達します)
- 赤矢印(熱帯低気圧・台風)
- 水色丸は熱帯低気圧と温帯低気圧の中間的な性質
欧州中期予報センター(ECMWF)の情報
欧州中期予報センター(ECMWF)の情報をみてみましょう!
ECMWFはヨーロッパの気象機関ですが、ヨーロッパだけでなく世界中の気象を網羅しています。
windyと同じよにECMWFでも時間の経過を見ることができます。そこで、4月18日まで時間を進めてみてみましょう。
4月18日(金)UTC
「Friday 15 Apr, 18 UTC」の予想天気図はこちらです。

画像引用元:ECMWF
濃い緑色の渦は「台風1号」の様子です。
現段階で台風2号の姿は日本の近くにはありませんね。
ECMWFは等圧線と風の強さが視覚的に捉えることができるのが特徴です!
画像引用元:ECMWF
緑色が濃くなるほど風が強くなります。
ECMWFのサイトも一般の人も簡単に見ることができますので、サイトへ飛んで▶︎マークをクリックしてみてくださいね。
ECMWFは農業用に開発されてきたとても歴史ある気象機関です。6ヶ月予報など、長期にわたる気象予報も見ることができます。
また、スーパーコンピューターによる気象予報で「世界一の数値予報精度」とも言われています。
ECMWFは長期予報に特化しているため、日本気象庁やJTWCの5日間予報とは違い10日間予報になるので、時間の経過とともに精度は落ちてきます。
ECMWFの日付けと時間も世界標準時刻で表示されているので、日本時間にするには9時間を足してくださいね!
*UTCとは世界時計を意味します
windyの情報
次にwindyの情報をみてみましょう!
下記は風の動きと等圧線を示すデータを表示させています。
- (L)は低気圧
- (H)は高気圧です。
4月9日現在では、台風2号になると思われた低圧部は台風1号の影響で消滅する予想になっています。
▲マークをクリックすると時間をすすめることができるので、今後の天気予想がわかります。
Windy.comはチェコの気象機関会社で、パイロットや政府機関にもよく利用されているサイトです。
気象予報データは、ECMWFやJTWCなど情報を元にリアルタイムで天気予報サービスを世界中に提供しているので、いつみても最新の気象予報が確認できます。
ウェザーニュースの情報
<台風発生の可能性>
4月9日(土)9時現在、フィリピンの東海上で熱帯低気圧が発達中です。気象庁はこの熱帯低気圧について、24時間以内に台風に発達する見込みとの情報を発表しました。次に台風が発生すると「台風2号」と呼ばれます。
今後の情報に注意してください。https://t.co/3i5nfNGZra pic.twitter.com/DGBVa0cCjm— ウェザーニュース (@wni_jp) April 9, 2022
ウェザーニュースでは、この低圧部を『24時間以内に台風に発達する見込み』との情報を発表しました!
熱帯低気圧はフィリピンの東でほとんど停滞しており、今後もしばらくはフィリピンの東の周辺に留まるものとみられます
現在、色々な現場で気象情報を提供しているウェザーニュースは、ウェザーニューズ社が提供するサイトです。
株式会社ウェザーニューズは千葉県にある世界最大の民間気象情報会社なのです!!
ピンポイント気象情報にも特化しているので、そのアプリを入れている方も多いのではないでしょうか?
気象庁の情報
「tenki.jp」は日本気象協会公式の天気予報専門メディアです。
気象庁の台風2号のたまごについての情報は冒頭でお話ししたので、ここではtenki.jpで見られる情報をご紹介しましょう!
2週間の天気予報や長期予報はもちろん、レジャーに関する情報も数多く見ることができるサイトです。
今回は水蒸気量を可視化した画像をみてみましょう。
白く霧がかかっているのは雲ではなく「水蒸気」を可視化したものです。

画像引用元:tenki.jp
日本の南海上では「白い塊」がいくつもあり、水蒸気がもくもく湧き上がってきている様子が分かりますね。
台風は水蒸気と風によって発達しますので、これから本格的な台風季節になりますが2022年は台風の個数も多くなりそうですね。
台風の最新情報には注意して下さい!!
まとめ
【台風2号2022たまご最新進路情報!米軍ヨーロッパは日本への影響ありと予想?】をまとめました。
台風2号のたまご情報は随時更新していきます!!