2022年9月19日にエリザベス女王の国葬が行われます。ところでエリザベス女王は葬儀の後に火葬されるのでしょうか?。埋葬方法や埋葬場所、棺の中はどうなっているのかも調査しました。
エリザベス女王は火葬される?
エリザベス女王の在位期間は70年と214日で、ルイ14世の72年と110日に次いで史上2番目に長く君主として統治した。女王の葬儀はエリザベス1世を始め30人の王、女王たちの眠るウェストミンスター寺院で執り行われ、その後ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂に運ばれ、夫であったエディンバラ公と一緒になる。 pic.twitter.com/96zZpvT8fM
— 20世紀初頭の空の色 Цвет неба начала 20-го века (@pourichkevitch) September 16, 2022
エリザベス女王2世は、2022年9月8日に静養先のスコットランドのバルモラル城でお亡くなりになりました。
テレビの映像では、エリザベス女王の棺が透明な霊柩車で運ばれている様子が映し出されています。
エリザベス女王の国葬は日本時間19日の午後6時半過ぎから、ウェストミンスター寺院で執り行われます。
その後、エリザベス女王の棺はロンドン郊外のウィンザー城に移動し、追悼式が行われた後に城の中の礼拝堂に埋葬される予定とこのと。
火葬しない理由
ところで「埋葬」というので「火葬されないの?」と思った方も多いようですね。
しかし、カトリック教徒では肉体を焼くことはタブーで、火葬せずに土葬が一般的なのだそうです。
なのでエリザベス女王も火葬はされません。
私は王家なので火葬せずに遺体にエバーミング(防腐処理)をして、半永久的に埋葬するのかと思いましたが、”王家だから”というわけではないようです。
ちなみに、エリザベス女王の妹のマーガレット王女は両親の隣に収まることを生前希望されたため、その広さの関係もあり火葬されて遺灰として埋葬されているそうです。
棺の中はどうなっている?
エリザベス女王の棺の中はどうなっているのでしょう?
棺はオーク製で腐敗防止の処理が施された特注品で、密閉度を高めるために鉛の内張がされているそうです。
これは棺の内部に湿気が入らないようにするためで、そのため棺はとても重いそうです。
故ダイアナ元妃の棺の重さは約250キログラムだったというので驚きですね。
エリザベス女王の棺はもっと重く320kgだという情報もありました。
王室メンバーの棺を担ぐ付き添い人は通常の6人ではなく8人になるそうですが、それでも間違いなく重いでしょうね。
単純に計算しても一人当たり40kgになり、その重みを担いで粛々と歩みを進めなくてはいけません。
とても名誉なことなのだとは思いますが、さすが軍人さんだなと思いました。
ところで、NETでは「亡くなってから10日以上も棺にご遺体が入っているはずがない」と「女王の棺は空っぽでは?」という憶測も多くあったようです。
このような憶測を呼ぶのは、女王の葬儀は非公開で行われ、棺が開けられることはないからでしょうか。
棺の中の真実は、私には分かりません。
しかし、例え葬列の棺が空であったとしても、ご遺体が入っていたとしても、どちらでも良いのではと思います。
多くの人々が悼み、ご冥福をお祈りする姿は、厳かな美しい葬列であることに間違いないのですから。
エリザベス女王の葬列が美しかった。そして英王室のお馬さんがいつものごとく美しかった pic.twitter.com/nC8u4vbHnw
— NATSU (@72kni) September 14, 2022
すごい時代だよね、英国で行われているエリザベス女王の葬列を日本で延々とBBCの LIVE中継で見られるのだから。悲しみと感謝に溢れた厳かな女王の最後の旅路…。 pic.twitter.com/moqUgCHHza
— doramausProof도라마우스 (@doramaus) September 14, 2022
また、エリザベス女王は”エンバーミング”が施されているに違いありません。
エンバーミングとは「ご遺体を消毒や保存処理、また必要に応じて修復することで長期保存を可能にする技法」です。
エンバーミングの始まりは古代におけるミイラにまで遡る事ができます。
当然、現代のエンバーミング技術は古代より進んでいるので、何百年先、何千年先の人類が、あのお優しい顔のままのエリザベス女王と対面する日があるのかもしれません。
そんなことを考えると不謹慎かもしれませんが、とても壮大なロマンを感じますね。
埋葬される場所はどんなところ?
エリザベス女王の棺はウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂に納められます。
夫の故フィリップ殿下の棺や、2002年には女王の母もこの礼拝堂に埋葬され、さらに同年に亡くなった女王の妹マーガレット王女の遺灰、ほかの複数の王室メンバーの棺もここに納められているそうです。
まさしく”王家の墓””なのです。
埋葬、といっても地下ではなく礼拝堂に埋葬されます。
床には黒い石板が嵌め込まれ、棺の場所には金色で名前と生年、没年が刻まれているとのこと。
「地下に埋葬されない日ちぎは外気にさらされるので、完全に密閉することが極めて重要だ」そうです。
ウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で埋葬前の礼拝を行い、同日夜に棺は納められます。
埋葬は非公開。
エリザベス女王の埋葬が非公開なのは色々な理由があると思いますが、未遂ではあるものの墓荒らしも絶えないそうなので、セキュリティの面からも非公開なのかもしれませんね。
聖ジョージ礼拝堂の場所
聖ジョージ礼拝堂の場所はこちらです。
ウィンザー城
エリザベス女王関連のニュースでウィンザー城が出てきてなんかなつかしい気持ちになった。
行ったの何年前だよ pic.twitter.com/bARKSZV62W— kei46 (@kekeke14) September 14, 2022
まとめ
【エリザベス女王は火葬される?埋葬方法が非公開の理由と棺の中の保存方法は?】をまとめました。
エリザベス女王は火葬はされません。
エンバーミングが施され地下ではなく礼拝堂に埋葬されます。棺は完全に密閉されているそうです。