2020年3月マスクの品薄状態が続いていますが、政府が打ち出した「マスクの売り渡し」とは何なのか?また国民生活安定緊急措置法とは何なのか?悪徳転売ヤーについてなど気になる事を調査しました!
マスクの「売り渡し」とは!?
現在、ドラックストアはもちろんコンビニにもマスクはなかなか手に入りません。
NETでは高額で転売している悪徳転売ヤーも問題になっていますね。
そんな中、厚生労働省が「マスクの売り渡し」を製造業者に指示したとのニュースがありました!
【国民生活安定緊急措置法】厚労大臣、国にマスク売り渡しをマスクメーカーに指示
— ライブドアニュース (@livedoornews) March 3, 2020
えっと、「売り渡し」とはどういうことなのか!?
「売り渡し」とは『政府がマスクの製造業者から買い取ること』だそうです。
ニュースによると、その買い取ったマスクを北海道・中富良野町と北見市へ、1世帯40枚のマスクを郵送などで配布するとのことです。
国民生活安定緊急措置法とは?
今回のマスクの「売り渡し」は【国民生活安定緊急措置法】というものを適用したものです。
なんか聞いたことの無い言葉ですね。
実は、これは第一次オイルショックがあった1973年に制定された措置法なのだとか。
第一次オイルショックといえば『トイレットペーパーが無くなる』というデマで、トイレットペーパーを求める人が押し寄せました。
その結果、店頭からトイレットペーパーが消えて品薄状態になったことがあります。
【国民生活安定緊急措置法】とはその時に作られた法案なのだそうです。
しかし、実際に適用されたのは今回(2020年)が初めてなのだとか。
どおりで聞いたことがない言葉だと思いましたね。
「国民生活安定緊急措置法」とは具体的にどんなものなのでしょう?
Wikipediaで見てみると・・・
物価の高騰その他の日本経済の異常な事態に対処するため、国民生活との関連性が高い物資及び国民経済上重要な物資の価格及び需給の調整等に関する緊急措置を定め、国民生活の安定と国民経済の円滑な運営を確保することを目的
とあります。
『物価の高騰その他の日本経済の異常な事態』に対処するためのもので、価格や需要と供給を安定させるための措置だそうです。
確かに、現在のマスクの品薄や転売ヤーによる高額販売などは「異常な事態」であることは間違いありません。
また、デマと分かっていても買い占めが止まらないトイレットペーパーなどの紙製品なども出てきています。
この措置を適用すると、何がどのように変わるのでしょう?。
国民生活安定緊急措置法で何が変わる?
朝早くから、近隣のドラックストア―前に人が並んでいるのを目撃すると「マスクがあるのかも!?」と慌てていくのですが、すでに遅し、、、。
マスク棚には「おひとり様1点かぎり」とか「ひと家族に1点でお願い致します」の張り紙があります。
そんな中、マスクを手にしている方は数名しかいないところを見ると、入荷自体が少ないことが分かります。
通販サイトではマスクが高額で取引されていて、それでも「売り切れ」の文字もあります。
この異常な事態に、初めて適用される【国民生活安定緊急措置法】ですが、国がマスクを買い上げて必要な人々に配布すると、どんな効果があるのでしょう?
また、NETなどでの悪徳高額転売ヤーに対して取り締まる効力があるのでしょうか?
【国民生活安定緊急措置法】とは国民生活の安定への影響が大きい物資の他人への譲り渡しを制限できるものです。
これにマスクが適用され、マスクの転売を制限することができるようになりました。
・インターネットを通じた転売は原則禁止。
・通常の仕入れや販売を行っている小売業者などは対象外。
・違反した場合5年以下の懲役または300万円以下の罰金。
1973年のオイルショックを機に制定した「国民生活安定緊急措置法」の制限対象にマスクを初めて指定。政府がマスクの転売を原則禁止し、一部の業者や個人による買い占めを防ぎます
マスクの転売や、マスクとの抱き合わせ商法などが取り締まりの対象になります!
NETサイトを確認すると、マスクの転売が次々と消えているとの事。
これでマスクが必要な人の手に渡るようになることを願いたいものです。
NETの声は?
NETの声も見てみましょう!
今回の政府のマスク「売り渡し」についてNETではいろいろな意見があるようです。
政府がマスクを買い上げて配布するの、医療福祉関係じゃなく北海道の一部の家庭宛なのか
えー https://t.co/HgKMf0oVJq— 感染対策ウォッチ中👀のADHDグリレス (@Glires_ADHD) March 3, 2020
国民生活安定緊急措置法というのを初めて聞いた。この法律は半世紀前の石油危機の時に制定されたようだが、これに基づいて物資の売り渡しが指示されるのは初めてのようだ。この法律が作られた時は戦争ではなくウイルスで適用することになるとは考えてもいなかったと思う。
— KTB (@ktb9803) March 3, 2020
なかなか思い切った手段に出たね。
現場に判断の余裕がないと、なんで現場に任せないんだと言われて、
現場が判断できるようにすると、なんで現場に丸投げするんだってなるし難しい判断だったと思う。
twitterより
これをやってしまうと、 一般に流通しにくくなるのではないでしょうか。 花粉は気合で乗り切る感じでしょうか。
国家予算でマスク買占めにしか読めない。 ばら撒きじゃなくて、介護の現場とかに計画的に回して欲しい。
切なる願い。医療機関や介護事業所に行き渡るようにしてほしい…
ん?ん?「症状ある時以外はそんなにマスク付けんでええよー」って政府言ってた気がするけど、マスク売り渡しするってことは北海道は相当ヤバイのだ?優先配布って公平性の観点から問題だけどそれだけ緊急時ってことなのだ?
— 公務員を辞めたブロガーなアライさん (@araisanblog) March 3, 2020
政府は再利用可能な布製マスクの流通拡大も促すと言っています。
国が2000万枚を買い取り、高齢者の介護施設や学童保育などマスクの必要性が高い現場に配布するのだそうです。
布製マスクは洗って何度も使用できるので、マスク不足解消になるのではと期待されています。
私の子供の頃は使い捨てマスクなどは無くて、給食当番の時には布製マスクをしていましたw。
柔らかくて洗剤のいい匂いがしたのを憶えています。
これでマスクの価格が落ち着いて、必要な人のところに届くといいなと思います。
まとめ
【マスク】売り渡しとは?国民生活安定緊急措置法で転売ヤーも消滅する?
マスクの品薄状態が続き、NETでは悪徳高額転売ヤーが問題になっていました。
介護施設や医療現場など必要な場所や人にまでマスクが無いという異常事態に政府が打ち出した「マスクの売り渡し」とは?
「国民生活安定緊急措置法」とは?
その効力や、悪徳高額取引者を取り締まれるのかなどについて調査しました。
「そのにゅーすって、ほんと!?」でした。