奈良県東大寺の二月堂で行われる修二会(お水取り)は毎年、迫力あるお松明が見どころです!2022年は人数制限や区域制限と拝観できない日もあります!そこで混雑状況や注意点をご紹介!
目次
修二会お水取りの日程2022(奈良東大寺)
奈良県にある東大寺の二月堂で執行される修二会は、お水取りとも呼ばれ、お松明が欄干を駆け巡る光景は神秘的でとても迫力がありますよね。
関西地方では「お松明」と呼ばれるように、一般的には松明が舞台を走り抜けることを「修二会」だと誤解している方も多いのですが、本来はお松明の後に二月堂内で錬行衆が懺悔する行法のことを指すそうです。
とはいえ、やはり迫力あるお松明をみたい!
火の粉を浴びて、無病息災を祈願したいですよね!!
そこで2022年の奈良・東大寺二月堂の修二会(お水取り)の日程やお松明の時間を見てみましょう!
修二会の日程
まずは修二会の日程をご紹介しましょう!
残念ながら2022年の修二会の拝観は新型コロナ(オミクロン株)の影響で制限されています。事前に情報を確認してからお出かけくださいね!
2022年の奈良東大寺の修二会の日程はこちらになります。
【奈良東大寺の修二会】
◆日程:2022年3月1日(火)〜14日(月)
東大寺修二会のお水取り(お松明)の日程と注意点
お松明は、本業を行う練行衆の道明かりとして灯されます。
お水取りの大松明は長さ約6~8メートル・重さ約40キロ。
さらに12日の籠松明は、長さ約8メートル・重さ約70キロなのだそうですから、大松明を持った童子と呼ばれる方は凄い腕力が必要ですね!
お松明の日程2022
日にち | 時間 | お松明 | 本数 |
3月1日〜11日 | 19:00〜19:20ごろ | お松明 | 10本 |
3月12日(土) | 19:30〜20:15ごろ | お水取り・籠松明 | 11本 |
3月13日(日) | 19:00〜19:20ごろ | お松明 | 10本 |
3月14日(月) | 18:30〜18:40ごろ | 尻つけ松明 | 10本 |
「お水取り」と言われる3月1日から行われる本業では、毎日19時の大鐘を合図に「お松明」に点火されます。
期間中は毎日10本のお松明が出て、二月堂の舞台に一本づつ上がっていきます。
2022年修二会お松明の拝観はできる?
3月14日を除く3月1日〜14日は基本的にお松明を見ることはできますが、二月堂周辺は人数制限が行われます。一定数を超えるとお松明を見ることはできません。
*二月堂内や局での聴聞は一切できません。
2022年3月12日の籠松明は拝観できる?
2022年の修二会(お水取り)では
3月12日のお松明は誰も拝観することはできません!
また夕方5時以降、二月堂周辺の区域内に滞在することはできません。
残念です。
奈良市内の施設で、昨年のNHK撮影映像が上映されるかもしれないとのことですが、詳細はまだ分かっていません。
後日、東大寺の公式サイトで発表されるそうですからチェックしておきましょう!
また、今年は奈良公園内の春日野園地に設置する大型ビジョンでのライブ配信も実施しないそうです。
*二月堂内や局での聴聞は一切できません。
詳細は東大寺の公式HPでご確認くださいね!
お松明(お水取り)を実際に見てみたいという人は必ず事前に東大寺の公式サイトを確認しておきましょう!
お松明を見る場所
お松明を見る場所は通常、二箇所あります。
- 二月堂前の広場
- 第二拝観席
二月堂前の広場は3,000〜4,000人が立ち見で見ることができます。
ここに入れない場合は二月堂から200mほど離れた「第二拝観席」に案内されるそうです。
ちなみに「第二拝観席」は”席”ではなく立ち見になります。
二月堂の名前の由来
修二会(お水取り)が行われる二月堂の名前が面白いですね。
暦の月の名前が付いた御堂なんて変わってるのかもしれません。
「二月堂」と言われるのは旧暦の2月に修二会(お水取り)が行われるので、そのままこの名前になったそうです。
ちなみに東大寺の二月堂は、1667年(寛文7年)のお水取りの最中に失火で焼失しています。2年後に再建されたのが現在の建物なのだそうです。
本尊は大観音(おおかんのん)、小観音(こがんのん)と呼ばれる2体の十一面観音像で、どちらも何人も見ることを許されない絶対秘仏なのだそうです。
建物は2005年12月に国宝に指定されていますよ。
この二月堂にお松明の炎が燃え移らないことが不思議なくらいですね。
修二会(お水取り)とは?
修二会(しゅにえ)は仏教の寺院で行われる法会のひとつで、旧暦の2月に行われていたことから「二月に修する法会」ということから「修二会」と呼ばれています。
旧暦の2月はインドのお正月にあたることから「仏への供養」とも言われていますが、現在「修二会」は日本にしか存在しないそうです。
なので本当の起源は不明なのだそうです。
また、修二会は奈良東大寺の通称「お水取り」が有名ですが、他にも薬師寺、法隆寺西円堂、長谷寺などでも行われています。
修二会の正式名称は「十一面悔過(じゅういちめんかけ)と言います。
意味は「十一面観音菩薩にこれまでの過ちを告白し許しを請う」ことで、私たち一般人の代わりに僧侶が苦行を行ない、懺悔をして天下泰平や五穀豊穣を祈る儀式なのだそうです。
実は、東大寺の修二会は
- 2月20日〜月末までの「前業(別火)」
- 3月1日〜14日までの「本行」
と約1ヶ月に渡り様々な行事が行われています。
行列を組んで松明を運ぶ行事「松明調進」などもその一つです。
「お水取り」と言われるのは3月12日の深夜に、観音様にお供えする「お香水」を「若狭井」という井戸から汲み上げる儀式のことを指します。
しかし、同じ日の3月12日には特別大きなお松明「籠松明」が他の日より1本多くなり、二月堂の欄干を駆け巡るのです。
なので”修二会”といえばお松明、”お水取り”と呼ばれるようになったようです。
奈良東大寺二月堂のアクセス
〒630-8211 奈良県奈良市雑司町406−1 二月堂
最寄り駅・バス停・・・東大寺大仏殿・春日大社前(徒歩約5分)
東大寺修二会(お水取り)の混雑状況は?
東大寺の修二会が混雑するのは、やはりお水取りの3月12日の日です。
お松明は本業期間中は毎日出るのですが、やはり迫力ある籠松明が人気なのでしょうね。
しかし、予約はできないので入場規制でせっかく出かけてもみられないことも。
また、例年、土日は大変混雑します。
お松明を見たい方は、平日で3月12日のお水取りの日を避けてお出かけすることをお勧めします。
最終日の3月14日のお松明は、連続して上がって行くのが見どころで、こちらも人気があり3月14日同様にとても混雑します。
なるべく混雑を避けたい、という方は3月11までの平日にいかれることをお勧めします!
まとめ
【修二会お水取り2022!お松明が見られる日時はいつ?混雑状況や注意点【奈良東大寺】】をまとめました。
東大寺公式サイトより
●3月12日
どなたもお松明を拝観して頂くことはできません。
●3月1日から14日まで(12日以外)
二月堂周辺の見学可能場所の人数制限を行います。
また、いずれの日も二月堂内や局での聴聞は一切できません。
詳細はこちらをご確認ください。