2020年7月4日に惑星直列があるとの情報があります。惑星直列とはどういう状態を言うのか?何か地球上に影響はあるのでしょうか?また過去の情報やグランドクロスについても調べてみました!
惑星直列は本当?2020年7月4日
2020年7月4日(土)に惑星直列が起きると話題です!
明日7/4 惑星直列
2020年7月4日、ほぼ同時に、水星ー金星ー地球ー火星ー木星ー土星ー冥王星の7惑星が直列するみたい。
これって、すごいことやん! pic.twitter.com/BURSfmLVdW— ナカケン@プロ人事/経営管理部長(CHO/CFO) (@nakatani627) July 3, 2020
2020年7月4日は
500年ぶりの惑星直列ダヨ〜ン pic.twitter.com/WO2B6NThX6
— 三原康可 (CD発売中📀) (@miharayasunori) July 2, 2020
太陽系内の惑星が太陽に向かってほぼ一直線に並ぶの!?
こんなに凄い現象が起きるのに、今までそんなに話題になっていなかったのが不思議です。
先日起きた部分日食でさえ、数日前からニュースやNETで盛り上がっていたのに、惑星直列についてあまり話題になっていませんでしたよね?
そこで調べてみると、どうやらビシッと惑星が一直線に並ぶわけではないとのこと。
今回の「惑星直列」、天王星と海王星以外の星が、太陽から見て比較的狭い角度の範囲内に収まるらしい (惑星直列って言っても惑星がビシッと一直線上に並ぶわけではない) pic.twitter.com/tTnVCGmXnT
— ののゆー✨ (@jp7wfp) July 3, 2020
惑星直列とは?
まず「惑星直列」とはどのような現象のことを言うのでしょう?
そもそも「惑星直列」は天文用語には無いそうです。
その言葉から月食や日食のように『惑星が一直線に並んで重なり合う』ように思いますが、これも違うのだとか。
太陽を中心に惑星が90度以内に集まった時のことを「惑星直列」と呼ぶらしいです。
そもそも惑星が一直線上に並ぶことはまず有り得ないことのようですね。
3個以上の惑星が完全に一直線に(例えば5度以内に収まるものとして)並ぶことは10万年後まで測るとしても観測できない程まさに天文学的な確率でありまずあり得ない。
引用元:Wikipediaより
なので90度の範囲内に惑星が集まるのでさえ「惑星直列」と呼んでしまうのかも。
Wikipediaによると過去に「水星」から「海王星」までの8個の惑星が太陽を中心にする「90度以内の扇型の中に集まった」と考えられる時期はこちら↓。
西暦 | 開始 | 終了 | 期間 | 最小扇型角度 |
989年 | 5月13日 | 6月18日 | 37日間 | 75.8度 |
1126年 | 5月8日 | 5月24日 | 17日間 | 86.6度 |
1128年 | 4月7日 | 5月19日 | 43日間 | 39.0度 |
1130年 | 3月23日 | 4月7日 | 16日間 | 81.6度 |
1166年 | 8月29日 | 9月21日 | 24日間 | 73.1度 |
1307年 | 3月27日 | 5月17日 | 52日間 | 47.1度 |
1666年 | 9月15日 | 10月3日 | 20日間 | 85.1度 |
1817年 | 6月5日 | 6月22日 | 18日間 | 83.9度 |
2161年 | 5月1日 | 6月3日 | 34日間 | 68.7度 |
あれ!?
2020年はありませんよ〜。
と言うことは90度以内には収まらないと言うことかもしれませんね。
明日は惑星直列らしいけど
「惑星直列」って天文学用語でもないし
別に一直線に並ぶ訳じゃないからね。
太陽中心で90度の扇形になんとか入る程度にバラバラでも惑星直列って言うぐらいだから。てかwikipediaに2020年7月4日なんて書いてないんだけどほんまか?
— Rock (@BNR32_and_LE2) July 3, 2020
国立天文台:惑星直列の発表はある?
では、日本の天文学の中核を担う研究機関である「国立天文台(NAOJ)」の公式サイトをみてみましょう!
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結果から言うと「惑星直列」の発表や記事はありませんでした!!
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国立天文台によると
2020年7月下旬の東京の空は『すべての惑星が日の出前の空に勢ぞろい』
するそうです。
7月下旬、西南西の地平線近くにある木星から始まり、空を横切って土星、海王星、火星、天王星、金星が並び、東北東の地平線近くには水星が見えるそうです。
このように夜間に全ての惑星が地平線の上にあるのは珍しいことです。
「全ての惑星が勢ぞろい」する事が=「惑星直列」と勘違いされたのかも。
しかし、水星、金星、火星、木星、土星が勢揃いする機会はなかなか無いそうですよ〜。
この機会に5つの惑星を探してみるのもいいですね。
双眼鏡や望遠鏡を持っている人は、暗い天王星や海王星を見つけるのも楽しそうです。
ただし、場所は前もって調べておいた方がいいと思います。
私は空を見上げても、どれが何の星なのか全く分かりません💦
ちなみに「惑星直列」と話題になった2020年7月4日は地球が遠日点を通過する日です!
遠日点とは地球が太陽から最も遠ざかる日点のことです。
2020年7月下旬には「全ての惑星が勢ぞろいする」事と「7月4日は遠日点通過」と言う情報が錯綜して「惑星直列の日」になってしまったのかもしれませんね。
どちらにせよ、地球上の小さなウイルスの驚異から少し離れて宇宙に思いを馳せるのもいいですね。
惑星直列したら地球に影響がある?
先ほども述べたように一直線に惑星が直列するのは天文学的な数字だそうです。
実際になってみなければ分かりませんが、さして影響はないとの情報も有ります。
グランドクロスとは?
グランドクロスと言えば、ファイナルファンタジーのラスボス「ネオエクスデス」が使用する技や、DRAGON QUEST の技が真っ先に浮かびますw。
グランドクロスは西洋占星術で『4つの惑星が十字型に並ぶ配列を指す』のだとか。
占星術上の意味としては、凶座相を意味するとされるそうです。
と言うことでグランドクロスとは「惑星直列」ではなく「クロス型」に並ぶことを差すのです。
「惑星直列」?
占星術における、ひとつの相のことを指すらしい。それだったら「グランドクロス」が起きた1999年は何だったのか? pic.twitter.com/bkOcJ34DOb
— 久遠成實🇯🇵 (@Kwong_Shigezane) July 3, 2020
「惑星直列」も「グランドクロス」も西洋占星術における一つの相の事とのこと。
そこで占星術をみてみました!
2020年7月4日に起こる「惑星直列」や「500年に1度」と言うのは西洋占星術師さんの予測から話題になったようですね。
参照元:https://www.vogue.co.jp/lifestyle/article/2019-12-21-astrology-2020-cnihub
まとめ
【惑星直列2020年7月4日いつ何時から?影響やグランドクロスとの違いについても!】についてまとめました。
2020年7月4日に惑星直列は無いようです。
西洋占星術師さんの予測から話題になったと思われます。
しかし、2020年7月下旬には「全ての惑星が勢ぞろい」して「7月4日は遠日点通過」です。
私も空を見上げて星を眺めながら、宇宙に思いを馳せてみようと思います!
「そのにゅーすって、ほんと!?」でした。