市立船橋高校の「市船ソウル」は浅野大義さん作曲の応援曲です!「市船ソウル」は魔曲の仲間入りになるのか?また歌詞や掛け声はなんて言っているのでしょうね?ダンスや振り付けもかわいいです!
目次
甲子園の魔曲(神応援曲)とは?
甲子園は、なぜこんなに心揺さぶられるのでしょう。
いつもは野球には興味のない私も、甲子園だけは一回戦から決勝戦まで試合観戦しています。
出場高校の球児たちの活躍はもちろんですが、楽しみなのがアルプススタンドから応援する部員、吹奏楽部やチアリーダーたちの応援です。
各校ともそれぞれ曲や掛け声、ダンスなどのカラーが違っていて面白いですよね。
甲子園で彼らが演奏する曲の中で、チャンスが生まれたり得点に繋がることが重なると、その曲は”魔曲”かもしれません。
魔曲の元祖は智辯学園和歌山高校の「ジョックロック (Jock Rock) 」という曲です。
原曲は、ヤマハがXGフォーマット普及のために作曲したデモ曲のうちの1つなのですが、それを吹奏楽部の顧問だった吉本英治さんがアレンジしたものです。
智辯学園和歌山ではこの曲が流れるとピンチの時でもチャンスが生まれ、得点につながることが何度かありました。
次第に、この曲を聴くと相手チームは「不安」に駆られ智辯学園和歌山は「いける!」と思うようになったのだそうです。
そして「ジョックロック」は魔曲と呼ばれるようになったのです。
【魔曲】智弁和歌山『JOCK ROCK ジョックロック』2019夏 甲子園 ブラバン 応援歌 アルプス席 https://t.co/7X6EcXlLTv @YouTubeより
これで抑えたら ホンモノ なんだよな
それくらい魔曲— 汐留瑠々 (@device8107) August 7, 2022
その後、智辯学園和歌山高校以外でも応援歌として演奏するようになりました。
このように、その曲が流れるとチャンスや得点が生まれる曲を「魔曲」と呼ぶようになったのですが、現在は「ジョックロック (Jock Rock) 」以外の魔曲が次々と生まれているのをご存知でしょうか。
天理高校の『ファンファーレ』、山梨学院のチャンステーマ『BIG WAVE』、日大三の『Come on!! 』、近江は滋賀県民なら誰もが歌える地元スーパーのテーマソング『かけっことびっこ』などなど多数の応援曲があります。
現在は魔曲ではなく「神応援曲」と言った方が良いかもしれませんね。
そんな「神応援曲」の中で今、一番注目を集めているのが、2022年夏の甲子園で初演奏された千葉県代表の市立船橋高等学校の「市船ソウル」です。
「市船ソウル」は神応援曲から魔曲になるかもしれないと、NETでもそんな声が多く上がっています!
テレビは「市船ソウル」一色。
これはジョックロックに続く、魔曲になりそう😂 https://t.co/8kOLzHOogH— 村上カンチ (@k_m_maru) August 8, 2022
智辯和歌山ジョックロックに続くか市船ソウルの魔曲……
— 社畜猫✈️ (@SHIZUKU61748) August 8, 2022
市船ソウルの作曲者は誰?
「市船ソウル」は「イチフナソウル」と読みます。
「市船ソウル」の作曲者は浅野大義さんという方です。
浅野大義さんが高校時代に作曲した曲なのですが、残念ながら浅野大義さんは2017年に20歳の若さで癌に侵されてお亡くなりになりました。
浅野大義のプロフィール
名前 | 浅野大義(あさの たいぎ) |
生年月日 | 1996年3月19日 |
出身地 | 千葉県船橋市 |
出身高校 | 船橋市立船橋高等学校 |
大学 | 尚美学園大学(Facebook参照) |
浅野大義と市船ソウル
浅野大義さんは市立船橋高等学校、通称「市船」の吹奏楽部のOBです。
在学中に野球の強豪校でもある市船野球部のために、オリジナル応援曲の作曲に挑戦しました。
千葉県には同じく野球の強豪校「市立習志野高校」があり、市船と市習は良きライバルなのです。
その市立習志野と戦う時の応援歌を作ろうとしたのが「市船ソウル」が生まれたきっかけのようです。
最初はうまく作曲できなかったそうですが、浅野大義さんは恩師である高橋健一先生の叱咤激励を受け「市船ソウル」を生み出しました。
この「市船ソウル」は試合で演奏されるとたちまち得点を呼ぶことになり「神応援曲」と愛されるようになったそうです。
高校を卒業した浅野大義さんは音楽大学へ進学しましたが、ある日、癌に侵されていることが分かります。
そして残念ながら2017年1月に20歳の若さでお亡くなりになりました。
浅野大義さんの告別式には164人の吹奏楽部員が集まり、浅野大義さんのために「市船ソウル」が演奏されたそうです。
浅野大義さんのお人柄がこのエピソードだけで伝わってきますね。
浅野大義さんは生前、2016年の甲子園予選千葉県大会でこの「市船ソウル」を演奏されていたそうです。
その「市船ソウル」はTwitterで話題になり、その後、朝日新聞「声」欄の投稿された大義さんのお母様の投稿が静かな反響を呼んだのです。
今朝の朝日新聞です。
先日大きな反響があった20歳で亡くなった浅野大義さんのお母様が朝日新聞の声への投書された文章を読んだ朝日新聞記者の方が、書かずにはいられなくなったと高橋先生を訪ねられて今回の全国版の記事となったそうです。
是非読んで下さい。 pic.twitter.com/p9yqZtfeAC— おかせ〜🥁 (@okasei2624) April 2, 2017
その後、報道ステーションでも特集され、浅野大義さんと「市船ソウル」は多くの人が知ることとなりました。
2022年夏の甲子園で演奏されている「市船ソウル」にはこんな物語があるのですが、流れる曲は明るく楽しい曲でパワーをたくさんもらえる旋律です。
私は「市船ソウル」の作曲者・浅野大義さんにお会いしたことはありませんが、明るくて優しい元気な男の子だったに違いありません。
そして何より、野球部の活躍と市立船橋高等学校を心から愛していたのでしょうね。
浅野大義さんは生前、TwitterやFacebookをされていて、現在はそのアカウントをご家族の方が引き継ぎ管理されています。
確実に走る選手の風の中に生き続けている。
市船ソウルをチャンテにしてくれてありがとう。
チャンスを物にする選手。市船野球部。ありがとう。1日でも長くグラウンドに鳴り響く市船ソウルを聞いているだけで会えそうな気がして、どこかに居そうな気がして嬉しいんです。
市船魂ここにあり
— 浅野大義 (@7_____7_____77) July 24, 2022
浅野大義さんの母校である市船は15年ぶりに夏の甲子園に出場し、「市船ソウル」は2022年8月に初めて甲子園で演奏されました。
多くの卒業生や在校生はもちろん、多くの市船ファンが「市船ソウル」を誇りに、甲子園での野球部や吹奏楽部の活躍を応援していることでしょうね!
映画「20歳のソウル」が観たい!
2022年5月に神尾楓珠さん主演の映画「20歳のソウル」は、浅野大義さんの実話がもとに作られた映画です。
映画や書籍で「20歳のソウル」を見たいという方はこちら↓からどうぞ。
◆映画「20歳のソウル」を視聴したい!
◆「20歳のソウル」を電子書籍で読みたい!
映画「20歳のソウル」は電子書籍で読むこともできます。
市船ソウルの歌詞や掛け声は何と言っている?
さて、神応援歌と言われる「市船ソウル」ですが、掛け声はなんと言っているのでしょうね?
〈ソシソシドシドレ、ファー、ソーレファソ、ファ、ミファミレー〉という6小節のメロディーの後。
「攻めろ!守れ!決めろ!市船!」
さぁ、気合を入れて元気に声を出しましょう!
市船ソウルの振り付けダンスは?
「市船ソウル」の振り付けダンスは、そんなに難しいものではありません!
さぁ、こちらの動画を参考に元気に笑顔で楽しく踊りましょう!!
@funassyi
ふなっしー、だんなっしーが、市船ソウルの振り付け覚えて、踊ってたなっしー。(ノ≧∀≦)ノふなっしーも、踊るなっしー。(●´ω`●)https://t.co/tzXEL5LpMS
— ふみよ (σ≧▽≦)σ(ふみー) (@HidakaFumiyo) August 8, 2022
「攻めろ!守れ!決めろ!市船!」
〈ソシソシドシドレ、ファー、ソーレファソ、ファ、ミファミレー〉
まとめ
【【市船ソウル】浅野大義の作曲した曲が魔曲に?歌詞や掛け声とダンスもかわいい!】をまとめました。
浅野大義さんの、野球部を応援する熱い思いと音楽を愛する心が生み出した「市船ソウル」は市立船橋高等学校から飛び出して、全国の高校で愛される応援曲になりそうですよ!
「市船ソウル」は「ジョックロック」以上の神応援曲・魔曲になるかもしれません。
空の上で浅野大義さんも見守っていてくれることでしょうね。