羽生結弦さんが引退され今後は競技会に参加せずにプロに転向すると発表されました。アマチュアからプロになると年収はどう変わるのでしょう?今後の活動の内容にアイスショーやイベントはあるのか?
目次
羽生結弦はアマチュアだった!
フィギュアスケートのファンでなくても羽生結弦さんの名前は知っている、という人は多いです。
その羽生結弦さんが「決意表明」として、実質、引退表明をされたのですが、意外にも羽生結弦さんがプロでは無かったことに驚いた方が多かったです。
羽生結弦さんはソチ、ピョンチャンの2つのオリンピックの男子シングルで金メダルを獲得し、2018年には国民栄誉賞を受賞しています。
3連覇をねらったことし2月の北京オリンピックは4位に終わりましたが、その演技は世界中の人に感動を与えましたね。
そんな羽生選手なので「プロ」だと思っていた人も多かったのかもしれません。
羽生結弦がプロに転向する理由は?
2022年7月19日、羽生結弦さんは今後は競技大会には出場せずに、プロのアスリートとして活動されると発表されました。
これを受けてロシアのメドベージェワさんはインスタグラムで、プロ転向を祝福しています。
この投稿をInstagramで見る
世間ではこれを「引退」と表現するのですが、羽生結弦さんは「引退という言葉は嫌いです」と言っていましたね。
確かに、羽生結弦さんが決意表明で述べていたように、甲子園球児がプロ球団に進んだ時には誰も「引退」とは思いません。
では、なぜフィギュアスケートの世界では「引退」と表現するのでしょう?
実は国際スケート連盟に登録している各国のスケート連盟の選手登録選手は、エジブル(有資格者)というアマチュアです。
オリンピックのフィギュアスケート競技会に参加が認められるのは、この各国のスケート連盟に選手登録している選手だけなので、選手登録を抹消した時点でオリンピックには出場できません。
この「登録抹消→現役引退→プロのアスリート」はオリンピック競技会には出場できなくなります。
選手登録をしたままプロ活動を続けることは不可能ではないのですが、選手登録した選手は日本スケート連盟の「競技者資格規定」を順守しなくてはいけません。
そうなると商業的なプロ活動が厳しく制限されることから、選手登録したままプロに転向するのは現実的ではないようです。
しかし、羽生結弦さんはプロに転向しても4回転半ジャンプには挑戦するし、アスリートとして自身を追求されるとのこと。
今後も羽生結弦さんの演技を見ることができるのは嬉しいですね。
同じくプロへ転向されている浅田真央さんの演技も同じく、競技会に参加していた頃はなかなか見ることができなかったのですが、一般の人も見る機会が多くあります。
羽生結弦さんの演技も同じように見る機会が増えるのはファンにとっては嬉しいのですが、これを引退と呼ぶのは寂しいですよね。
また、フィギュアスケートはプロに転向すると、アイスショーしか道が無いというのもおかしい気がします。
今まで、日本のフィギュアスケートを牽引してきた羽生結弦さんなので、今後はプロのフィギュアスケート界も大きく変えてくれるのではと期待します!
羽生結弦のアマチュア時代の年収はいくら?
さて、羽生結弦さんが「プロに転向」すると年収はどのように変化するのか気になります。
まずは現役時代の羽生結弦さんの年収がどのくらいだったのか調査しました。
羽生結弦さんの推定年収は2億円以上
2013ー2014シーズンまでは年収1億円もなかったと思われますが、2014年2月のソチ五輪大会で金メダルを獲得して以降に年収が急増しています。
主な収入源はこちら。
- 専属契約料
- アンバサダー・サポート契約
- 特別強化選手強化費
- 大会賞金
- 世界ランキングの賞金
- テレビ出演料
- アイスショー出演料
- 出版物の印税やグッズ収入
- その他
各大会で成績を上げてきた羽生結弦さんでさえ、大会賞金だけではとても厳しく、アンバサダー・サポート契約がなければ6000〜7000万円ほどの年収になるそうですよ。
驚きです。
これでは普通の選手が、練習場の確保・コーチ費用・遠征費用などなど選手生活を維持するのは難しいでしょうね。
羽生結弦さんの選手生活を支えていたアンバサダー契約、サポート契約は専属契約しているANA意外にも結んでいます。
2021-2022シーズンでは9社との契約を結んでいるようです。
- P&G
- ロッテ
- ファイテン
- 味の素
- 東京西川
- KOSE
- 東和薬品
- バスクリン
- CITIZEN
契約料は1社あたり3,000万円くらいではないかと噂なので、3,000×9で2億7,000万円の収入が推測できます。
とはいえ、全ての収入が羽生結弦さんの懐に入るわけではありません。
上述したように日本スケート連盟にはいろいろな規定があり、競技会の賞金やスポンサー料などの10%を日本スケート連盟に納める必要があるからです。
(これは後進に役立てフィギュアスケート界を活性化させる目的に使われるそうです)
プロになれば当然、このお金を納める義務はなくなります。
ですが、羽生結弦さんは本の印税を全額寄付されているなど、お金の面で不満があるとは思えませんので金銭的な問題でないことは明らかです。
「少しでも良い演技をして多くの人に喜んでもらいたい」という強い思いがプロへの転向を決意されたのは間違いないでしょう。
\現役時代の羽生結弦さんの年収についてはこちら!!/
羽生結弦がプロになると年収はどうなる?
では、今後、羽生結弦さんがプロに転向すると年収はどうなるのでしょう?
結果から言えば年収は倍増すると思われます。
まず、日本スケート連盟へ収入の10%を収める必要がありません。
また、規定にあった商業目的の肖像権も自由に使用することができるようになります。
つまり、自由に商売ができるようになり稼ぎは全て自身の懐に入るようになりますね。
今後はCMや雑誌・テレビ出演に引っ張りだこになり、タレント活動も多くなるかもしれません。
また、インスタグラムやTwitter、YouTubeチャンネルの開設もあるでしょう。
ちなみにプロに転向している浅田真央さんの例を見ると、2021年の年収は3億円とも言われています。
現在の浅田真央さんの主な収入源は、CM・雑誌・タレント活動・アイスショー出演(企画運営)ですが、アマチュア時代より年収は増額していると言われています。
また、浅田真央さんは悲願である、自身の名前をつけた「MAO RINK」というスケートリンクを建設中で2024年秋にはオープン予定です。
このように浅田真央さんや羽生結弦さんのように知名度もあり実力もある人は、プロに転向することで、収入が増え、自身の行動が制限されることもありません。
羽生選手の今後についての詳細はまだ公表されていませんが、「多くの人にフィギュアスケートを見てもらいたい」と言っていました。
まず考えられるのは「アイスショー」ですが、羽生結弦さんの知名度と人気があれば、日本に留まらず、おそらく世界中で興行されることは間違いないでしょう!
4回転半ジャンプにもまだまだ挑戦されるとのこと。
もっと身近で羽生結弦選手の演技が見られるようになるのは嬉しいですね。
また、羽生結弦さんのことなので、もっとBICなことを考えているに違いありません!
今後、競技会で演技を見ることはできなくなりますが、羽生選手の大きな夢・目的を見ることができるのはとても楽しみですね。
羽生結弦のアイスショーはいくら?
さて、プロへ転向されてアイスショーに出演されるとすると、アイスショーの金額はいくらくらいになるのでしょう?
現役時代も羽生結弦さんはスターズ・オン・アイス、ファンタジー・オン・アイスなどのアイスショーに出演されています。
これは羽生結弦さん以外にも多くのフギュアスケーターが出演されているもの。
アリーナ席で23,000円〜25,000円くらいで販売されていました。
ちなみに羽生結弦さんのアイスショーへの出演料は公表されていませんが、1公演50万とも200万とも言われています。
もし、羽生結弦さんが単独でアイスショーを行うとしたらやはり2万円前後の金額になるのでしょうか?
ちなみに浅田真央さんの2022年アイスショー「BEYONDO」はSS席で1,200円です。
今後、羽生結弦さんがどのようなショーやイベントを考えられているのか、まだ発表されていませんが、多くの人が見ることができる金額設定になるといいですね。
まとめ
【羽生結弦がプロになると年収はいくらになる?アイスショーやイベントの金額は?】をまとめました。
羽生結弦さんはプロに転向されたことで年収は増えると推測します。
アイスショーやイベントなども多くなると思うので、より身近で羽生結弦さんの演技を見ることができるでしょう。
オリンピック大会などの競技会で見る事ができなくなりますが、新しい羽生結弦さんに出会えると思うととても楽しみです。
応援しています!