米軍合同台風警戒センター(JTWC)では台風15号が発表されています。台風15号の最新進路予報は?米軍、ヨーロッパ、気象庁などの情報をまとめて比較しました!
こちらでは台風15号のたまごから消滅までを追っていきたいと思います。
https://bikuchan.com/2022/09/24/32184
目次
台風15号発生!
2022年午前9時に台風15号が発生しました。
9月24日現在の台風15号の様子を見てみましょう!
画像引用元・Yahoo!天気・災害
台風16号は日本への直接的な影響はないようですね。
ここでは台風15号に注視していきたいと思います!
台風15号(たまご) | 9月23日現在 |
中心位置 | 潮岬の南東約120km |
中心気圧 | 1002 hPa |
最大風速 | 18 m/s (中心付近) |
最大瞬間風速 | 25 m/s |
米軍合同台風警戒センター(JTWC)の予報
まずは米軍合同台風警戒センター(JTWC)の情報から見てみましょう。
JTWCは、アメリカ・ハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関でアメリカ軍のための気象情報機関です。一般の人も簡単にアクセスすることができます。
画像引用元:JTWC
TS 17W “TALAS”=台風15号
TS=トロピカル・ストーム(「 強い 」に満たない)
図の見方
【図の見方】
- 黄色丸(24時間以内の発達は考えずらい)
- オレンジ丸(発達しても24時間以上かかる)
- 赤丸(24時間以内に発達します)
- 赤矢印(熱帯低気圧・台風)
- 水色丸は熱帯低気圧と温帯低気圧の中間的な性質
JTWCは、アメリカ・ハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関でアメリカ軍のための気象情報機関で一般の人も簡単にアクセスすることができます。
JTWCの情報は通常、6時間おきに情報が発表されるので、次回は台風に発達している可能性が高いですね。
なお、JTWCの時刻表記は協定世界時なので、日本時間に直すには時差の9時間を加えて下さい。
では、JTWCによる進路予想はどうなっているでしょう?
画像引用元:JTWC
それほど強い台風ではありませんが、東海地方と関東に影響がありそうです。
欧州中期予報センター(ECMWF)の情報
では、欧州中期予報センター(ECMWF)の情報を見てみましょう。
ECMWFはスーパーコンピューターによる気象予報で「世界一の数値予報精度」と言われ、農業用に開発されてきた歴史ある気象機関であり、最新の気象機関でもあります。
気象庁やJTWCの5日間予報とは違い10日間予報になりますが、それだけ長期予報に特化したサイトで風の動きや海面水温など世界中の気象予報を見ることができます。
また、windyのように時間をすすめて見ることができるので、少し先の予報を見てみましょう!
【9月29日木曜日 00 UTC 】
【9月30日金曜日 00 UTC 】
【10月1日土曜日 00 UTC 】
画像引用元:ECMWF
時間を進めてみると、台風15号の姿はすでになくなっています。
また新たな台風が日本へ近づいてくる予報になっています。
この台風についてはまた別の記事でお伝えしたいと思います!
ECMWFで緑色で表されているのは風の強さになります。
画像引用元:ECMWF
ECMWFは等圧線と風の強さが視覚的に捉えることができるのが特徴で、緑色が濃くなるほど風が強くなります。
windyの情報
『windy』はチェコの気象機関会社です。
現在使用されている気象予報データは、ECMWFやJTWCなど情報を元にリアルタイム天気予報サービスを世界中に提供しています。
windyの情報を、等圧線を表示しながらみてみましょう!
windyを見ると、日本の南海上では低気圧が発達したり消滅したりする様子がわかります。
上記は風の動きと等圧線を示すデータを表示させています。
(L)は低気圧
(H)は高気圧です。
▲マークをタップすると時間をすすめて見ることができます。
windyは風の動きだけでなく、雨雲や雷がどこで発達しているかまで視覚的に捉えられるので、見ているだけでも面白いサイトです。
気象庁とtenki,jpの情報
現在、気象庁からも台風15号のたまごの情報は発表されています。
熱帯低気圧は、23日(金)には日本の南で台風に発達し、23日夜から24日(土)にかけて西日本から東日本の太平洋側へかなり接近する見込みです。
参照元:気象庁
ちなみに「たまご」というのは造語で気象用語ではありません。なので、気象庁で熱帯低気圧を「台風のたまご」ということはありません。
気象庁が(熱帯低気圧)を発表するのは『24時間以内に台風になる見込み』の熱帯低気圧だけです。
そこで、日本気象協会公式の天気予報専門メディアである「tenki.jp」の情報を見てみましょう。
【関東週間 あす24日 台風15号かなり接近 大雨に警戒】 https://t.co/rdzYgp8Vvl きょう(23日)午前9時に発生した台風15号は、あす(24日)関東甲信地方にかな..
— tenki.jp (@tenkijp) September 23, 2022
・台風としての寿命は短く、あさって(25日)朝までには、関東の東で温帯低気圧に変わるでしょう。
tenki.jpより抜粋
ウェザーニュースの情報
ウェザーニュースの気象情報をみてみましょう!
【台風情報】
台風15号の北上により静岡県を中心に非常に激しい雨が降り、関東でも局地的に強い雨の降っているところがあります。
明日は前線の影響が加わるため、関東から北日本の広い範囲にかけて強雨に警戒が必要です。https://t.co/03sqWckN7g pic.twitter.com/kpUpjWc8ky— ウェザーニュース (@wni_jp) September 23, 2022
明日24日(土)は台風から温帯低気圧に性質を変えながら、東海や関東の太平洋沿岸を進む見込みです。また、それとは別に日本海から北日本を前線が通過します。
特務機関NERVの情報がすごい!
今回は、私がよく利用する「特務機関NERV」をご紹介します。
【台風第15号実況・予報 2022年09月23日 21:46】
台風第15号(タラス)は、潮岬の南東約120kmを1時間に20キロの速さで北東に進んでいます。 pic.twitter.com/omyoz6Fdga— 特務機関NERV (@UN_NERV) September 23, 2022
「特務機関NERV」は防災気象情報を配信するTwitter・アプリです。「特務機関NERV」の管理者はIT企業「ゲヒルン株式会社」代表取締役の石森大貴氏で、ゲヒルン社は気象庁に専用線を敷いています。
そのため、気象庁が発信する気象警報をダイレクトに受け取り、Tweetすることができるので情報を最速でお知らせしてくれる信頼できる機関です。
停電情報・警報・注意報情報などきめ細やかな情報が、時に気象庁より早く流れてきます。
2022年8月現在のTwitterフォロワー数は174.5万人以上にのぼり、無料のスマートフォン用アプリもあります。
- 特務機関NERV防災アプリ
- 特務機関NERV (@UN_NERV) – Twitter
ハザードマップを確認する
「ハザードマップポータルサイト」は災害リスク情報や防災に役立つ情報を、全国どこでも重ねて閲覧できるWeb地図サイトです。
台風が近づく前から確認しておきましょう!
まとめ
【台風15号2022たまご最新進路予報と米軍ヨーロッパ気象庁の情報のまとめ!】
気象庁、米軍やヨーロッパではたまご(熱帯低気圧)の情報が発表されています。
台風への備えを早めにしておきましょう!