詩人・小説家の最果タヒさん。詩集「夜空はいつでも最高密度の青色だ」が重版出来になるなど今、若者だけでなく年配の男性方にも人気がありますね。ペンネームの名前の由来や経歴、作品について調べてみましたよ~。
最果タヒ(さいはて・たひ)
最果タヒさんは詩人です。
「最果タヒ」というペンネーム、最初に見たときドキッとしました。
「さいはて」って、なんだか悲しいイメージが
私には感じられたのです。
なぜ「最果タヒ」というペンネームになったのでしょうね?
ペンネームの由来
やはり、このペンネームについては
いろいろなところで聞かれるそうです。
『タヒは「漢字の「し」をくずしたもの」「タヒチからきたもの」「夕日と読める」』
など言われるそうですが、どれも違うそうです。
ただ「たひ」という音が面白かったそうです。。
ペンネームを考えた頃の最果タヒさんは
言葉の音感というものがマイブームだったそうです。
「言葉の音感」というところは、やはり詩人ですね。
そしてその「たひ」にあう音が「最果(さいはて)」だったそうです。
たひさんのブログでこう語っています。
名前を作った頃は「タヒ」と検索してもモンゴルの馬しか出てこなかったので、むしろそれぐらい無意味な言葉だからこそ名前にした私としては、こうしたいろんな由来があとあと飛び出してくるのは予想外で、あと、時代が変わるごとに、読み手が想像する「意味」が変容するのはおもしろい。現代の闇である。
へんに理由が見え透いた名前は単純でつまらないから、逆に避けたとか。
無意味な語感と漢字変換のおもしろさだけで名前を決めたそうです✩
ちょっと以外でしたけど、最果さんのペンネームに対する
考え方を知ると納得です。
面白いですね✩
最果タヒの本名
では最果タヒさんの本名はなに?となるのですが・・・
これが謎に包まれているのです。
どこを探しても見つかりません✩
私が思うに・・・
最果タヒさんは言葉を使う詩人でありますから
「名前」というものこだわりが無いようで、
本当はとても大切にされているのではないかと思うのです。
昔から他人のペンネームなども名前を作るのが好きだったそうで
なんとなく名前に想いを込めたらダメだと思っていたとか。
本名はその考えとは違い、ご両親の思いなどが込められた
「意味のあるもの」ですから
やはり本名は「謎」のままの方がいいのかなと思いました。
ちなにみ最果てタヒさんは幼少のころ、あまり本は読まなかったそうです。
親御さんには
「読まない子が、書くのね」と言われたそうです✩
最果タヒ経歴・・・
生年月日:1986年のお生まれ。
兵庫県神戸市のご出身で
もちろん?女性です。
2004年 ネット上に自作の詩を発表することをはじめ
2005年 『現代詩手帖』への投稿をスタート。
2006年 第44回現代詩手帖賞を受賞。
2008年 前年に思潮社から刊行された詩集『グッドモーニング』で第13回中原中也賞を受賞。
これは当時女性最年少の21歳でした。
若手天才詩人として脚光を浴びるようになったのです。
2009~2011年 『別冊少年マガジン』にて
漫画家の志村貴子さん、山本直樹さん、鬼頭莫宏さん、市川春子さん、
萩尾望都さんや、美術作家の大槻香奈さんらの作品とコラボする
連作詩『空が分裂する』を連載。
2013年自身のWebサイト上に「詩ューティング」と題された
詩の言葉を利用したブラウザゲームをリリース。
2014年には詩集『しんでしまう系のぼくらに』が発売からたった6日で
重版が決定。
詩集として異例のヒットを記録。
2015年2月 自身初の小説単行本となる
『かわいいだけじゃない私たちの、かわいいだけの平凡。』
『星か獣になる季節』
の2作品を刊行。
最果タヒさんのブログもご紹介します。
こちらです⇒http://tahi.hatenablog.com/
その他の主な作品
夜空はいつでも最高密度の青色だ [ 最果タヒ ]
しんでしまう系のぼくらに [ 最果タヒ ]
空が分裂する [ 最果タヒ ]
最果タヒの評判
新潮45の中の最果タヒさんの軽薄なきみでいてってまじで思春期の人は見るべき
— 橋本環奈 (@nmmr_34) 2019年7月5日
最果タヒさんの詩を読むと、現実世界という水から顔を上げて、息継ぎが出来たような感覚になる。
— あづさ (@Azusa_4mizu) 2019年7月5日
最果タヒさんの詩が本当に本当に好きだけど、まだ全部は読めてない 詩が必要な時以外に読むのは贅沢すぎる気がするから
— そらまめるてぃ (@soramame_melt) 2019年7月5日
少し前の詩の授業で最果タヒさんの詩に寄せて詩を書いたのですが、あまりに難産でどうやってもうまく行かなかくて、結局うまくいかないまま提出してしまいました けどそれで私はそれがとても幸せで、わたしが好きになったひとが簡単に寄せられるような人じゃなくてよかったなぁ…と勝手にしみじみ
— そらまめるてぃ (@soramame_melt) 2019年7月5日
最果タヒさんの詩を、いろんな声優さんが朗読してくれるCDほしい 発売してくれないかな〜
— ぷら☔︎ (@aster836) 2019年6月23日
私は美しいことを言えない
美しい顔を持たない
美しい服は似合わず
あなたに美しい感情を抱かない/最果タヒ「花束の詩」— お気に入りフレーズ (@myphrase_bot) 2019年7月4日
きみはかくじつに誰かに愛されるし、
かくじつに一人ではないし、
それでも孤独があるという
花畑なんだ、ここは。
燃やそう、
だから一緒にすべてを燃やそう、
次の太陽にみんなでなろう。
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詩「冬の濃霧」(最果タヒ)より抜粋
最新詩集『天国と、とてつもない暇』収録 pic.twitter.com/eMrPF4jCmJ— 最果タヒ(Tahi Saihate) (@tt_ss) 2018年10月25日
まとめ
私の好きな最果タヒさんの作品を最後にご紹介します。
「わたしをすきなひとが、わたしに関係のないところで、わたしのことをすきなまんまで、わたし以外のだれかにしあわせにしてもらえたらいいのに。わたしのことをすきなまんまで」
詩「夢やうつつ」冒頭
(詩集『しんでしまう系のぼくらに』収録)pic.twitter.com/ydIZlcx5LK— 最果タヒ(Tahi Saihate) (@tt_ss) 2016年6月12日
最果タヒさんの本名は謎のままでした。
「そのにゅーす、ほんと!?」でした✩