2024年、夏のパリ。世界中から注目を集めるオリンピックの閉会式での、フランス空軍のアクロバットチーム「パトルイユ・ド・フランス」が注目されています。
しかし、パトルイユ・ド・フランスの名前を初めて聞いた人も多いのではないでしょうか。彼らはいったいどんなチームなのか?日本でおなじみの「ブルーインパルス」との違いは?
この記事では、パトルイユ・ド・フランスの魅力と、ブルーインパルスとの違いについて詳しく紹介します。
目次
世界屈指のアクロバットチーム「パトルイユ・ド・フランス」とは?
フランス空軍所属のアクロバットチーム「パトルイユ・ド・フランス」は、1931年創設の伝統あるチームです。
2年前イギリスで撮ったパトルイユドフランス🥰👍🇫🇷 pic.twitter.com/DfeH0krrrN
— だんぶり⭐️🎀 (@Danburite10) August 8, 2021
フランスで開催されるパリ五輪(2024年)の前年に、創設70周年を迎えました。
過去の60周年では、サロン・ド・プロバンス空軍基地で記念エアショーをはじめ、エールフランス航空と編隊飛行を披露するなどさまざまな企画を開催しまし、世界中の人々を魅了しています。
もちろん、2024年7月に開催されるパリオリンピックでは世界中の人々が度肝を抜くようなアクロバットが用意されているに違いありません。
鮮やかなブルー、ホワイト、レッドのトリコロールカラーの機体で繰り広げる世界一のアクロバティックな演技が楽しみですね!
「パトルイユ・ド・フランス」の意味
圧巻!パリ上空で「英・仏」共同フライパス、チャールズ国王の訪仏で#イギリス空軍 #フランス航空宇宙軍 #レッドアローズ #パトルイユドフランス
https://t.co/qUQPZEWafH— FlyTeam ニュース (@FlyTeamNews) September 22, 2023
「パトルイユ・ド・フランス」は、フランス語で「フランスのパトロール」という意味です。
具体的には、フランス空軍のアクロバットチームを指します。
「パトルイユ」はフランス語で「巡視」や「哨戒」を意味する言葉で、軍隊における部隊を表すこともあります。
フランス空軍では、アクロバットチーム以外にも、偵察や輸送などの任務を行うパトロール部隊が存在します。
しかし、「パトルイユ・ド・フランス」と言えば、一般的にアクロバットチームを指すのが一般的です。
パトルイユ・ド・フランスの特徴
- 8機編隊によるダイナミックな演技
- トリコロールカラーのスモークを使った芸術的な演出
- 伝統的なアクロバティックな演技と革新的な演出の融合
- フランスへの誇りと愛国心を込めた演技
これらの特徴から、パトルイユ・ド・フランスは世界屈指のアクロバットチームとして高い評価を得ているのです。
ちなみに、ブルーインパルスは、航空自衛隊のアクロバットチームの愛称です。正式名称は、第4航空団飛行群第11飛行隊。
<こどもの日の空をブルーインパルスが飛行>
今日5月5日(日)・こどもの日は、山口県岩国基地で「岩国航空基地フレンドシップデー2024」が開催されています。今年はブルーインパルスによる、大迫力の航空ショーも披露されました。https://t.co/7QIZS98TVK pic.twitter.com/EdPHDJ8pQ4
— ウェザーニュース (@wni_jp) May 5, 2024
1960年に創設され、当初は「空中機動研究班」という名称でしたが、1963年に現在の「ブルーインパルス」に改名されました。
「ブルーインパルス」という名前は、英語の「Blue Impulse」に由来しており、「紺碧の衝動」という意味が込められています。
個人的には日本のブルーインパルスの名前の方がかっこいいな、と思っています。
ブルーインパルスとパトルイユ・ド・フランスの違い
日本でもおなじみのアクロバットチーム「ブルーインパルス」は、航空自衛隊によるアクロバットチームで、各地のイベントなどで人気を集めています。
その日本のブルーインパルスとパトルイユ・ド・フランスは、どちらも高い技術と華麗な演技で人気を博しています。
しかし、いくつかの点で違いがありますので、その違いや特徴について詳しく見ていきましょう。
1. 編隊数の違い
ブルーインパルスが6機の編隊であるのに対し、パトルイユ・ド・フランスは8機編成です。
- パトルイユ・ド・フランス:8機編隊
- ブルーインパルス:6機編隊
パトルイユ・ド・フランスの方が2機多く、より複雑でダイナミックな演技が可能になっています。
2. 使用機体の違い
- パトルイユ・ド・フランス:アルファジェット
- ブルーインパルス:T-4
パトルイユ・ド・フランスはフランス製の練習機アルファジェットを使用しています。
以前のフーガ CM.170 マジステールから、1981年にアルファジェットへ更新し、現在まで同じ機種を使用しています。
日本のブルーインパルスは国産の練習機T-4を使用しています。
3. 演技内容の違い
- パトルイユ・ド・フランス:伝統的なアクロバティックな演技に加え、スモークによる芸術的な演出が特徴です。
- ブルーインパルス:日本の四季を表現したオリジナルの演技など、独創的な構成が特徴。
両チームとも高度な飛行技術を駆使したアクロバティックな演技を披露しますが、それぞれに個性があり、違った魅力を楽しめます。
パトルイユ・ド・フランスのここが凄い!
🇫🇷パリ五輪⛵聖火到着式
パトルイユ・ド・フランス @PAFofficiel 素晴らしい👏👏👏 #Paris2024 #JeuxOlympique #Marseillepic.twitter.com/NrpT6lHvR8— 梅シャツ Maythe4thBeWithYou (@ume_shirt) May 8, 2024
圧倒的なスケール感
8機の編隊飛行によるダイナミックな演技は、ブルーインパルスよりもさらに迫力満点です。
芸術的なスモーク
トリコロールカラーのスモークを巧みに操り、空に美しい絵を描く演出は圧巻です。
伝統と革新
伝統的なアクロバティックな演技を守りつつ、最新の技術を取り入れた革新的な演出も取り入れています。
フランスへの情熱
フランスへの誇りと愛国心を込めた演技は、見る人の心を揺さぶります。
まとめ
【パトルイユドフランスとブルーインパルスどっちが凄い?パリ五輪のアクロバット飛行に驚き!】をまとめました!
パトルイユ・ド・フランスは、世界最高峰のアクロバットチームの一つです。
ブルーインパルスとは異なる魅力を持つ彼らの演技は、見る者をきっと魅了するでしょう。機会があれば、ぜひ両チームの演技を比べてみてはいかがでしょうか?
参考情報
- パトルイユ・ド・フランス公式サイト: https://en.wikipedia.org/wiki/Patrouille_de_France
- ブルーインパルス公式サイト: https://www.mod.go.jp/asdf/