台風15号2021ディアンムー(Dianmu)たまごの最新進路予想情報を随時更新!台風15号のたまごから消滅まで米軍やヨーロッパ気象庁やwindyとウェザーニュースの情報をイッキ気にみましょう!
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目次
台風15号2021ディアンムー(Dianmu)の現在
台風15号は9月24日(金)午前9時現在、ラオスにあって時速30キロで西に進んでいます。24日午後9時にはタイで熱帯低気圧に変わる見込みです。
米軍合同台風警戒センター(JTWC)情報
米軍合同台風警戒センター(JTWC)は、アメリカ・ハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関でアメリカ軍のための気象情報機関です。一般の人も簡単にアクセスすることができます。
では、2021年9月23日(木)現在のJTWCによる気象情報を見てみましょう!
画像引用元:JTWC
◆TD21Wは台風15号 Dianmu(ディアンムー)になります。
◆TD20Wは台風16号(Mindulle)です。
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JTWCの図の見方はこちら↓を参考にしてください。
【図の見方】
- 黄色丸(24時間以内の発達は考えずらい)
- オレンジ丸(発達しても24時間以上かかる)
- 赤丸(24時間以内に発達します)
- 赤矢印(熱帯低気圧・台風)
- 水色丸は熱帯低気圧と温帯低気圧の中間的な性質
今年の夏は今まで顕著な台風が発生していなかったため、海面水温が例年より高くなっています。
台風13号と台風14号が予想よりも早く急速に発達したのは、海面水温が高いことに影響していると考えられています。
秋を迎えて気温は低下しても海面水温はなかなか下がりません。
秋台風は速度も早く降水量も多くなるのが特徴です。暑さが去り過ごしやすくなってもまだまだ台風には注意しなければいけません。
欧州中期予報センター(ECMWF)の情報
ECMWFはヨーロッパの気象機関ですが世界中の気象を網羅しています。
スーパーコンピューターによる気象予報で「世界一の数値予報精度」と言われ、農業用に開発されてきた歴史ある気象機関であり、最新の気象機関でもあります。
農業用なのでJTWCは長期予報に特化しており、気象庁やJTWCの5日間予報とは違い10日間予報になります。
日本近海を見るときは”area”の「Eastern Asia」を選択します。
【9月30日(木)12UTC】
画像引用元:ECMWF
ECMWFは長期予報のため時間が経つほど精度が落ちます。ECMWFは等圧線と風の強さが視覚的に捉えることができるのが特徴です
画像引用元:ECMWF
緑色が濃くなるほど風が強くなります。
ECMWFのサイトも一般の人も簡単に見ることができますので、サイトへ飛んで▶︎マークをクリックしてみてくださいね。
また、ECMWFの日付けと時間も世界標準時刻で表示されているので、日本時間にするには9時間を足してください!
*UTC=世界時計
windyの情報
では次にwindyの台風15号たまご情報をみてみましょう!
windyはチェコの気象機関会社です。
現在使用されている気象予報データは、ECMWFやJTWCなど情報を元にリアルタイム天気予報サービスを世界中に提供しています。
風の動きを視覚的に捉えられるので、見ているだけでも面白いサイトですね。
また、風だけでなく雨や気温、波などの情報も見ることができるのでパイロットや政府機関にもよく利用されているサイトです。
windyでは9月28日ごろに台風16号ミンドゥル(Mindulle)の雲の渦が見られる予想になっています。
windyも▶︎マークをクリックすると時間の経過を見ることができます。
また、スクロールすると好きな場所を確認することができるのもwindyの特徴です。右上の「風」をタップ→風速をタップすると、台風の現在地や風の流れが視覚的に捉えられます。
世界各国の情報
各国の予想は下記のように色分けされています。GPW whetherで00Zをクリックすると各国モデルのアンサンブル予報が見られます。
■ 欧州(ECMWF) | ■ アメリカNOAA |
■ 英国気象局 | ■ カナダ気象センター |
■ アメリカ海軍 | ■ 日本気象庁GSM |
日本気象庁の情報
台風15号は9月24日(金)午前9時現在、ラオスにあって、時速30キロで西に進んでいます。
- 中心気圧:1004ヘクトパスカル
- 最大風速:18メートル
- 最大瞬間風速:25メートル
台風は今後も西よりに進み、24日午後9時にはタイで熱帯低気圧に変わる見込みです
気象庁の台風情報はこちら。
気象庁が台風のたまご(熱帯低気圧)を発表するのは『24時間以内に台風になる見込み』の熱帯低気圧だけです。
逆を言えば、各国の気象機関が台風のたまご(熱帯低気圧)を発表しても日本気象庁が熱帯低気圧の発生を発表しなければ、すぐに台風になる可能性は低いということになります。
ただ、近年の気象は激しく変動しているため、気象庁が熱帯低気圧を24時間以内に台風になる可能性があると発表しても「消滅」してしまうことも多くなりました。
台風13号・台風14号のように熱帯低気圧の発表がないまま急に「台風発生」と発表になることもあります。
また、沖縄タイムスの台風情報はこちらになります。
ウェザーニュースの情報
台風15号(ディアンムー)が9月23日(木)15時、南シナ海で発生しました。大陸に上陸して勢力を落とし熱帯低気圧に変わる予想です。
日本への影響はありません。
【台風発生】
9月23日(木)15時、南シナ海で台風15号(ディアンムー)が発生しました。
大陸に上陸して勢力を落とし、熱帯低気圧に変わる予想です。日本への影響はありません。https://t.co/AIYKO3O50i pic.twitter.com/Z8csLgIUFJ— ウェザーニュース (@wni_jp) September 23, 2021
台風16号の情報はこちらの記事をご覧ください!
海面水温の実況図
熱帯英気圧や台風の発達には海面水温が大きく関わってきます。気象庁で発表されている海面水温を見てみましょう。
【海面水温9月14日現在】
画像引用元:気象庁「海面水温実況図」
【9月7日(火)現在】
画像引用元:気象庁「日別海面水温」
赤い色が濃くなるほど海面水温が高い海域になります。現在、日本の南の海上は25度〜30度以上の海面水温になっています。
台風は海面水温が25.5度以上で発達すると言われていますので台風が日本列島に近くなっても尚、発達する可能性が高いのです。
台風がいくつも同時に発生すると巨大化する?
2021年の台風13号と台風14号はほぼ同時に台風に発達しました。また新たに台風15号が発生する可能性があります。
このように台風がダブル、トリプルと発生した場合はどうなるのでしょう?
いえいえ、その心配はありません!
基本的に台風は合体しません。なぜなら、台風はものすごい速さで回転しているので、お互いの回転の速度で反発しあうからです。
ただ、干渉しあって複雑な動きをするので、なかなかスムーズに動かなくて日本への影響が長引くこともあるそうです。
ちなみにこの現象のことを「藤原の効果」と言います。
昔の中央気象台長の藤原咲平(ふじわらさくへい)氏が発見したのでこの名前がついています。
台風と熱帯的気圧と温帯低気圧の違い
ここでは台風と熱帯低気圧と温帯低気圧の違いについてお話ししましょう!
台風のたまごは熱帯低気圧です。
熱帯低気圧が発達して台風になり、北上して温帯低気圧になります、
熱帯低気圧とは、亜熱帯や熱帯で海から大量の水蒸気が上昇することにより空気が渦を巻いて出来る低気圧のことです。
この熱帯低気圧が発達して風速が 17.2m/s を超えると台風と呼び名が変わります。
台風と熱帯低気圧の違いはこのように「風速」が違うだけです。
つまり、台風と熱帯低気圧は最大風速の大きさ以外に違いはありません。
熱帯低気圧でも暴風や集中豪雨の恐れがあるのです。
一方、温帯低気圧は、北側の冷たい空気と南側の暖かい空気が混ざりあおうとして空気が渦を巻くことにより出来ます。
温帯低気圧が発達して台風なみに風速が 17.2m/s を超えても台風とは呼びません。
「温帯気圧だから大丈夫」と思わず気を緩めないよう注意しましょう!
台風15号2021の名前と由来
命名国 | 英語名 | 名前 | 意味 |
中国 | Dianmu | ディアンムー | 雷の母 |
台風15号の名前「ディアンムー」は中国が名付けた花の名前です。
ディアンムーは「雷の母」という意味なのだそうです。
大きな被害をもたらす可能性があるので、特定できる企業名や名称はイメージを損なわないようにするためにNGです。
日本が付けた名前は星座などの名前が多いのはそのためです。
また、日本の台風には「台風○号」と「名前」の二つがありますが、それは何故なのでしょう?
気になる方は是非こちらの記事をご覧ください!
まとめ
【台風15号2021進路予想最新!米軍ヨーロッパ予報をたまごからイッキに見る!】をまとめました。
台風が近づく前に早め早めに準びしておきましょう!