2022年の台風5号(ソングダー)が発生しました。7月に入って2つめの台風発生ですね。台風5号はあまり発達はしないようですが、奄美地方や沖縄地方、九州地方は注意が必要です!米軍ヨーロッパ気象庁やwindyの情報を比較してみましょう!
これをもちまして台風4号の情報は終わります。
目次
2022年台風5号!気象庁の最新進路予想!
2022年7月28日午後11時に台風5号が発生しました!
台風5号の進路は奄美地方から九州地方にかけて影響があるとのことです。今後の進路が気になりますね。
まずは現在の天気図をみてみましょう!
下記の画像は28日23時現在です。
画像元:tenki.jp
これに衛星画像をプラスしてみましょう!
画像元:tenki.jp
日本の南海上では、大きな雲の塊いくつかあり渦を巻きながら日本列島に向かってくることが分かります。
現在の時速は30km/hですね。
時速30kmがどのくらいの速さかというと、、、
20インチ自転車に乗っていて「空気抵抗でけぇ!もう無理!」と思うくらいだそうです。
ロードバイクは30km/h以上のスピードで走っていることが多いそうです。
そのくらいの速さで日本に向かっている台風5号のたまごですが、上空には信号も道も無いので、思うより早く日本近海にやってきます。
名称 | 台風5号 |
進行方向 | 北北西 |
速さ | 30km/h |
中心気圧 | 1002hPa |
最大風速 | 中心付近で15m/s |
最大瞬間風速 | 23m/s |
2022年台風5号!米軍合同警戒センター(JTWC)の最新進路予想
JTWCでもすでに台風5号を認識しています。
画像引用元:JTWC
画像中央の赤い丸(93W)が台風5号になります。
オレンジ色の丸(95S)は24時間以上後に熱帯低気圧になる可能性があるところですが、こちらは日本への影響はなさそうです。
次に熱帯低気圧形成警報(TCFA)をみてみましょう!
画像引用元:JTWC
上記の赤い丸(93W)台風5号の進路予想です。
日本気象庁の発表と同じような進路予想になっていますね。
しかし暴風域が無いので台風5号はそれほど強く発達しないものと思われます。
ちなみに、米軍合同警戒センター(JTWC)には予報円というものはありません。
JTWCで見られる赤い丸は「風速18m/s以上になる可能性がある」範囲を示しています。
JTWCでは台風は「ここを通ります!」と確実な進路と最大風速を発表するのです。
2022年台風5号!欧州中期予報センター(ECMWF)の最新進路予想
次にヨーロッパの気象機関で世界中の気象を網羅している欧州中期予報センター(ECMWF)をみてみましょう。
日本近海を見るときは”area”の「Eastern Asia」を選択して、時間をすすめてみましょう。
2022年7月29日金曜日00UTCの予想天気図
画像引用元:ECMWF
*(L)=低気圧
2022年7月29日9時の予想天気図では沖縄の南海上が緑色になっていますね。
ECMWFでは風を色で表しており、緑色が濃くなるほど風が強くなる部分です。
画像引用元:ECMWF
2022年台風5号!windyの最新進路予想
『windy』はチェコの気象機関会社です。
現在使用されている気象予報データは、ECMWFやJTWCなど情報を元にリアルタイム天気予報サービスを世界中に提供しています。
次にwindyの情報を、等圧線を表示しながらみてみましょう!
下記は風の動きと等圧線を示すデータを表示させています。
- (L)は低気圧
- (H)は高気圧です。
奄美地方に影響が出るのはいつ?
台風5号が奄美地方に接近するのはこちら!
29日(金)午後から30日(土)午前中にかけて
日時 | 予報円 | 中心気圧 | 最大風速 | 最大瞬間風速 |
29日(金)21時 | 奄美大島の北西約80キロの北緯28度55分、東経128度55分を中心とする半径150キロの円内 | 1000hPa | 中心付近で20m/s | 30m/s |
30日(土)21時 | 東シナ海の北緯30度10分、東経126度05分を中心とする半径240キロの円内 | 1000hPa | 中心付近で20m/s | 30m/s |
31日(日)21時 | 東シナ海の北緯32度25分、東経123度30分を中心とする半径370キロの円内 | 1000hPa | 中心付近で18m/s | 25m/s |
台風が予報円の中に入る確率は70%と言われています。
台風に近い奄美や、種子島・屋久島地方などで大雨のおそれがありますので注意してください!
沖縄地方に影響が出るのはいつ?
沖縄気象台によると、現在のところ沖縄地方で暴風となる予想はありません。
しかし、まだ発達する可能性もあるので注意が必要です!
九州地方に影響が出るのはいつ?
台風5号は九州に上陸する恐れはないようです。
しかし、東シナ海へ進んだ後も九州や四国太平洋側などには断続的に暖かく湿った空気が送り込まれる予想です。
31日(日)にかけて長時間強い雨を降らせるおそれがあるようなので、雨対策が必要です。
飛行機の運行状況!
航空会社名 | 欠航/運行 |
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大手電力会社の停電情報!
電力会社名 | 停電情報先リンク |
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2022年台風5号の名前:ソングダー
2022年の台風5号が発生すると、名前は「ソングダー(Songda)」になります。
ベトナムによって命名された名前で、ベトナム北西にある川の名前が由来になります。水源は中国の雲南省で、全長980kmのうち約540kmがベトナム国内を流れているそうです。
ところで日本の台風には「台風○号」と「名前」の二つがありますが、その理由は何なのでしょう?
気になる方はこちらの記事をご覧ください。
まとめ
【台風5号2022奄美九州地方に接近と上陸はいつ?米軍ヨーロッパ気象庁を比較!】をまとめました。
2022年の台風5号はあまり発達しないようですが、奄美地方や九州地方は大雨になる可能性があるとのこと。
今後の台風情報に注意してください!