2022年の台風5号が発生しました！米軍合同警戒センター（JTWC）やヨーロッパ中期予報センター（ECMWF）と日本気象庁、windyの情報の比較！台風5号のたまごから消滅までのまとめです！！
目次
2022年台風5号が発生！
2022年7月28日午後11時に台風5号が発生しました！
日本の南海上は海面温度が30度以上と、台風が発達するには充分な条件が揃っていますので、今後の情報が気になるところです。
台風の大きさや進路を事前に把握して、事前に準びや備えをしておきましょう。
そこで、2022年の台風5は発達してどのような進路を辿るのか、米軍、ヨーロッパ、気象庁、windyなど世界各国の気象機関の情報を比較しました。
2022年台風5号の最新進路情報
では、7月29日現在の台風5号の情報を見てみましょう！
台風の「たまご」とは台風に発達しそうな低圧部（熱帯低気圧）のことを言います。
また「たまご」とういのは造語で、気象庁などで使用されることはありません。
”たまご”と聞くと可愛いイメージが湧くのですが、大きな台風に発達する可能性もあり油断はできませんね。
台風5号米軍合同台風警戒センター（JTWC）
7月26日（火）
2022年7月26日の米軍合同警戒センター（JTWC）による画像を見てみましょう！
画像引用元：JTWC
画像中央の赤い矢印（06W）が台風5号になります。
すぐ真下には台風6号のたまご（低圧部）が認識されていますね！
台風6号のたまごの発達や進路も気になるところですね。
次に熱帯低気圧形成警報（TCFA）をみてみましょう！
台風5号は奄美地方を通り九州へは上陸しない進路予想になっています。
図の見方
【図の見方】
- 黄色丸(24時間以内の発達は考えずらい)
- オレンジ丸(発達しても24時間以上かかる)
- 赤丸(24時間以内に発達します)
- 赤矢印(熱帯低気圧・台風)
- 水色丸は熱帯低気圧と温帯低気圧の中間的な性質
そうなんですよね〜。
赤い円が予報円だと思われがちですが、JTWCでは「風速18m/s以上になる可能性がある」範囲を示しています。
JTWCでは台風は「ここを通ります！」と確実な進路と最大風速を発表するのです。
JTWCで予報円がないのは「軍事用」の気象情報なので、 中心気圧よりも『船舶が安全に航海できるかどうかの判断は最大風速だけでいい』という考え方からのようですね。
【JTWCの進路予想図の見方】
- 黒い渦を巻いたような丸●→台風の現在位置
- ピンク色の●→今後の進路が予想されてる台風の中心点
- 赤い点線の範囲→「これから風速18m/s以上になる可能性があります」という場所を示しています。
KTSはノットを表しています。
・1KTS（ノット） = 0.5144m/s（秒速）
・1KTS（ノット） = 1.852km/h（時速）
また、JTWCの時刻表記は協定世界時なので、日本時間に直すには時差の9時間を加えて下さい。
【例】「0９/0600Z」は「９日/06：00」という意味です。日本時間にすると「９日/15：00」になります。
ちょっと難しそうに感じるJTWCですが、至ってシンプルなので慣れると簡単に見ることができます。
台風5号欧州中期予報センター（ECMWF）
ECMWFはヨーロッパの気象機関ですが世界中の気象を網羅しています。
ECMWFはwindyと同じく動画のように等圧線と風の動きを見ることができます。
そこで少し先の予想図を見てみましょう！
7月29日（金）
ECMWFによると、先ほどJTWCでも認識されていた低圧部が、丸い等圧線上になり日本列島に近づいてきているのが分かります。。
画像引用元：ECMWF平均海面気圧と850hPaの風速
7月31日（日）
画像引用元：ECMWF平均海面気圧と850hPaの風速
ECMWFは等圧線と風の強さが視覚的に捉えることができるのが特徴で、緑色が濃くなるほど風が強くなります。
緑色で表されているのが風の強さです
画像引用元：ECMWF
ECMWFもJTWCの時刻表記は協定世界時なので、日本時間に直すには時差の9時間を加えて下さい。
windyの情報
『windy』はチェコの気象機関会社です。
現在使用されている気象予報データは、ECMWFやJTWCなど情報を元にリアルタイム天気予報サービスを世界中に提供しています。
時間を進めてみると、windyでは台風予想にはなっていない模様ですが、九州地方では常に暖かく湿った空気が流れ込んでいる様子が分かります。
windyでは海面水温も見ることができます。
オレンジ色が濃くなるほど、海面水温が高い海域になります。
台風は海面温度が27℃以上で発達すると言われています。台風ができれば発達する可能性は充分にあります。
2022年台風5号気象庁の予報
画像引用：Yahoo台風情報
2022年7月29日（金）現在：屋久島の南東約100キロにあります
| 名称 | 台風5号／SONGDA（ソングダー） |
| 速さ | 45km/h |
| 中心気圧 | 1002hpa |
| 最大風速 | 中心付近で18m/s |
| 最大瞬間風速 | 25m/s |
台風5号は29日夜には奄美地方にかなり接近する模様です。
今後の情報に注意してください。
日本気象庁で熱帯低気圧の情報を発表するのは、12時間以内に台風になりうる熱帯低気圧のみになります。
逆を言えば、各国の気象機関が台風のたまご（熱帯低気圧）を発表しても日本気象庁が熱帯低気圧の発生を発表しなければ、すぐに台風になる可能性は低いということになります。
ただ、近年の気象は激しく変動しているため、気象庁が熱帯低気圧を24時間以内に台風になる可能性があると発表しても「消滅」したり、逆に熱帯低気圧を発表する間もなく「台風」まで発達してしまうこともあります。
2022年台風5号の名前：ソングダー
2022年の台風5号が発生すると、名前は「ソングダー（Songda）」になります。
ベトナムによって命名された名前で、ベトナム北西にある川の名前が由来になります。
ところで、日本の台風には「台風○号」と「名前」の二つがありますが、その理由は何なのでしょう？
気になる方はこちらの記事をご覧ください！
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まとめ
【台風5号2022最新進路！米軍ヨーロッパ気象庁windyは？【たまご〜消滅まで】をまとめました。
今後も台風情報には注意してくださいね！！
