2022年台風9号(マーゴン)が発生しています!台風9号は日本に接近・直撃など影響があるのでしょうか?米軍・ヨーロッパ・気象庁・windyなど気象機関の情報を比較してまとめました!
目次
2022年台風9号・10号が発生!
現在、台風9号と10号が発生しています!
画像引用元:Yahoo!台風情報
2つの台風が同じ時刻に発生するのは、去年2021年の台風9号と11号以来になるそうです。
米軍合同台風警戒センター(JTWC)情報
では、米軍合同台風警戒センター(JTWC)の情報から見てみましょう!
JTWCは、アメリカ・ハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関です。
アメリカ海軍とアメリカ空軍が、ハワイ州真珠湾海軍基地の海軍太平洋気象海洋センターに共同で設置した機関なのです。
【8月25日(木)現在】
画像引用元:JTWC
・TS 10W=台風9号
・TS 11W=台風10号
TSは”トロピカル・ストームの略で「強い」には、満たない台風のことです。
数字の10や11はJTWCが付けた台風の続き番号なので、日本気象庁と連動していません。なので、台風◯号の数字とは必ずしも一致しないのです。
最後の「w」は日本を含む北太平洋西部「WEST」の意味になります!
図の見方
【図の見方】
- 黄色丸(24時間以内の発達は考えずらい)
- オレンジ丸(発達しても24時間以上かかる)
- 赤丸(24時間以内に発達します)
- 赤矢印(熱帯低気圧・台風)
- 水色丸は熱帯低気圧と温帯低気圧の中間的な性質
では、台風9号(TS 10W)の進路予想図を見てみましょう!
画像引用元:JTWC
日本列島への直撃はなさそうですね。
ところで、アメリカが発表する台風進路予報には予報円がないことをご存知でしょうか。
そうなんです。
赤い円が予報円だと思われがちですが、JTWCでは「風速18m/s以上になる可能性がある」範囲を示しています。
JTWCでは台風は「ここを通ります!」という最大風速を発表するのです。
JTWCで予報円がないのは中心気圧よりも『船舶が安全に航海できるかどうかの判断は最大風速だけでいい』という考え方からのようですね。
【JTWCの進路予想図の見方】
- 黒い渦を巻いたような丸●→台風の現在位置
- ピンク色の●→今後の進路が予想されてる台風の中心点
- 赤い点線の範囲→「これから風速18m/s以上になる可能性があります」という場所を示しています。
KTSはノットを表しています。
・1KTS(ノット) = 0.5144m/s(秒速)
・1KTS(ノット) = 1.852km/h(時速)
また、JTWCの時刻表記は協定世界時なので、日本時間に直すには時差の9時間を加えて下さい。
【例】「09/0600Z」は「9日/06:00」という意味です。日本時間にすると「9日/15:00」になります。
ちょっと難しそうに感じるJTWCですが、至ってシンプルなので慣れると簡単に見ることができます。
JTWCと気象庁の平均風速の違い
日本気象庁とJTWCでは平均風速の定義が違います。
日本は10分間の平均、米国は1分間の平均の数値になります。
でも、台風(サイクロン)の定義はどの国も同じ。
- 『中心付近の最大風速が34ノット以上のもの』=台風
- 『中心付近の最大風速が34ノット未満のもの』=熱帯低気圧
計測方法が違うので、アメリカでは台風と認識しても日本では認識されないこともあります。
そのため、各国の発表した台風の個数に誤差が生まれることがあるのです。
欧州中期予報センター(ECMWF)の情報
ECMWFはヨーロッパの気象機関ですが世界中の気象を網羅しています。日本近海を見るときは”area”の「Eastern Asia」を選択しましょう。
ECMWFはwindyと同じく、動画のように等圧線と風の動きを見ることができます。
そこで、少し先の予報を見て見ましょう!
2022年8月26日00UTC
画像引用元:ECMWF
緑色の濃い部分が台風になります。
緑色で表されているのは風の強さです。
画像引用元:ECMWF
ECMWFは等圧線と風の強さが視覚的に捉えることができるのが特徴で、緑色が濃くなるほど風が強くなります。
ECMWFはスーパーコンピューターによる気象予報で「世界一の数値予報精度」と言われ、農業用に開発されてきた歴史ある気象機関であり、最新の気象機関でもあります。
気象庁やJTWCの5日間予報とは違い10日間予報になりますが、それだけ長期予報に特化したサイトで、風の動きや海面水温など世界中の気象を見ることができます。
また、ECMWFの時刻表記も協定世界時(UTC)なので、日本時間に直すには時差の9時間を加えて下さい。
windyの情報
『windy』はチェコの気象機関会社です。
現在使用されている気象予報データは、ECMWFやJTWCなど情報を元にリアルタイムに天気予報サービスを世界中に提供しています。
上記は風の動きと等圧線を示すデータを表示させています。
- (L)は低気圧
- (H)は高気圧です。
▲マークをタップすると時間をすすめることができます。
太平洋上にももうひとつの低気圧が出現しますが、現在のところは直接に日本への影響はなく消滅してしまうようですね。
windyは風の動きだけでなく、雨雲や雷がどこで発達しているかまで視覚的に捉えられるので、見ているだけでも面白いサイトです。
ウェザーニュースの情報
ウェザーニュースの最新台風情報をみてみましょう!
【台風情報】
24日(水)15時現在、台風9号(マーゴン)は南シナ海を西に、台風10号(トカゲ)は日本の東の海上を北に進んでいます。いずれの台風も日本列島からは離れていますが、沖縄の先島諸島では明日25日(木)にかけては波が高く、うねりを伴う可能性があります。https://t.co/wbKZ22dsam pic.twitter.com/I9HRuqApIM— ウェザーニュース (@wni_jp) August 24, 2022
いずれの台風も日本列島からは離れていますが、先島諸島では台風9号の影響で波が高くなる予想です
ウェザーニュースより抜粋
名前 | 台風9号 |
中心位置 | フィリピンの東 |
中心気圧 | 980hPa |
最大風速 | 30 m/s (中心付近) |
最大瞬間風速 | 40 m/s |
日本気象庁の情報
日本気象庁の台風9号の情報を見てみましょう!
【8月25日(木)現在】
画像引用元:tenki.jp
衛生画像と雨雲を重ねて表示してみました。
このほかに、気象庁ではアンサンブル予報というものを発表しています。もっと詳しく知りたいという方は下記をご覧くださいね。
ひまわりリアルタイムWeb
現在の雲の様子をひまわりのリアルタイムWebで見て見ましょう!!
私は初めてこちらを見た時に、とても感動しました〜。
沖縄タイムスの情報
台風は沖縄に直撃することが多いです。
そこで沖縄タイムスの情報を確認しましょう。
海面水温の実況図
熱帯低気圧や台風の発達には海面水温が大きく関わってきます。気象庁で発表されている海面水温を見てみましょう。
【海面水温8月19日現在】
画像引用元:気象庁「海面水温実況図」
赤い色が濃くなるほど海面水温が高い海域になります。
台風は海面水温が25.5度以上で発達すると言われており、25℃以上の海域が日本の南海上に広がっています。
今後の台風の動きには注意が必要です。
飛行機の運行状況!
航空会社名 | 欠航/運行 |
ANA | 運行状況のご案内はこちら |
JAL | 運行状況のご案内(国内)はこちら |
スカイマーク | 運行状況はこちら |
大手電力会社の停電情報!
電力会社名 | 停電情報先リンク |
沖縄電力 | 停電情報はこちら |
四国電力 | 停電情報はこちら |
九州電力 | 停電情報はこちら |
中国電力 | 停電情報はこちら |
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北陸電力 | 停電情報はこちら |
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東京電力 | 停電情報はこちら |
東北電力 | 停電情報はこちら |
北海道電力 | 停電情報はこちら |
2022年台風9号の名前
香港 | Ma-on | マーゴン | 山の名前 |
2022年台風9号の名前は「マーゴン(Ma-on)」です。
命名国は香港で、山の名前に由来するそうです。
台風は甚大な被害が出る可能性があるので、名前のイメージを損なわないよう企業名や個人を特定できる名前は名付けられません。
台風の名前の付け方はこちらの記事を見てくださいね!
まとめ
【台風9号2022たまご進路予想最新!米軍ヨーロッパ気象庁windyの比較まとめ!】でした。
台風9号と10号が発生しています。
今後も台風情報に充分に気をつけてくださいね。
また、台風が近づいてくる前に台風に備えておくことが大切です!
万が一のためにポータブル発電機があると安心ですね。
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また、ガラス飛散シートで窓ガラスを強化しておくことも忘れずに!!