TBSドラマ「テセウスの船」は原作漫画の犯人と、竹内涼真さん主演のドラマ「テセウスの船」での犯人は違います!原作漫画の犯人や犯行動機のネタバレとドラマの犯人や目的の違いは何なのでしょう!ドラマ最終回についても考察!
目次
ドラマ「テセウスの船」のあらすじ
竹内涼真演じる主人公の青年・田村心(しん)が、31年前に父が雪深い村で起こした毒さつ事件の真相を追うヒューマンミステリー。
事件直前の平成元年にタイムスリップし、家族の笑顔を取り戻すため事件を食い止め“過去を変える”ことに挑む姿を描く。
TBS「テセウスの船」公式サイトはこちらです。
↓以下は原作コミックのネタバレを含みます。
ドラマ「テセウスの船」の犯人は誰!?
「テセウスの船」の原作は東元俊哉(ひがしもと・しんや)氏による漫画で、全10巻のコミックです。
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TBS日曜劇場でドラマ化された「テセウスの船」は、原作コミックとは真犯人が違うというので、原作を読んだ人も「犯人は誰だ?」と楽しめる作品になっています。
主演の竹内涼真さんも
「(原作と犯人が違うのは)初めて知りました。原作は読んでいますが、ドラマの台本では原作にない展開もあったので、どうなるのかなと思っていたんですが…」
と言っています。
また、最後までの原稿はなく出演者も誰が犯人かわからないので『ひょっとして自分かも?』と視聴者と同じ目線だそうですw。
犯人が分かっていたらどんなに面白い作品も興ざめしてしまう事もあります。
「テセウスの船」がTBS日曜劇場でドラマ化されると発表されたのは、原作が週刊雑誌「モーニング」で最終回を迎える前のことでした。
となれば、東元俊哉氏すら知らない犯人がドラマの最終話で明かされる可能性もあります。
「ドラマは原作と犯人が違うと聞いています」と東元俊哉氏も語られていることから、物語の真相に迫る楽しみも倍増ですねっ!
原作とは変えられている細かい部分もあるので、原作の犯人ネタバレとドラマを比べてみましょう!
原作とドラマでも事件が起きた日時は同じ1989年6月24日です。
【場所】
- 原作:北海道・音臼村の小学校
- ドラマ:宮城県・音臼村に変更されています。
【田村心の生きる時代】
- 原作:28年後(2017年)
- ドラマ:31年後の2020年です。
では、犯人は誰なのでしょう!?
【原作】
- 犯人:加藤みきお(加藤信也)
- 犯行動機:佐野鈴が欲しかったから
原作では「車いすの男」=鈴の同級生の加藤みきおが犯人です。
【ドラマ】
- 犯人:現在のところまだ分かりません
- 原作と犯人が違うのは間違いありません。となると、逆に言えば「加藤みきお」は絶対に犯人ではない、となりますね。
- 犯行動機:犯人が「加藤みきお」ではないとなると犯行動機も「佐野鈴」への偏愛というのも変わってくると思われます。
TBS日曜劇場の公式サイトによると、東京某所で「ガル探偵学校」の生徒と、講師を務める現役の探偵という推理のプロが集まって考察大会が開かれたそうです。
そこで「犯人」と思われる人物とその理由が数多く発表されています。
一番多かったのはやはり
・小学校教師の木村さつき(麻生祐未)と、謎の車椅子の男(安藤政信)犯人説。
その他は
・心の母・佐野和子(榮倉奈々)
・心の妻・由紀(上野樹里)
・2話で亡くなった長谷川翼が実は生きている
というものもあったそうです。
その理由としては・・・
・「犯人が打ち込んでいると思われるワープロにあった“超能力”という言葉は、雪崩の場面に遭遇したさつき先生しか知りえない」
・「2話で登場した犯人の目はまつげが長いので女性」
・「文吾の自宅に証拠を隠せるのは家族である和子のみ」
など、探偵ならではの鋭い視点と洞察力で犯人を考察しています。
しかしプロの探偵をもってしても真犯人が絞り込めず、今後の展開に期待が高まったそうですよ。
一方、ドラマでは第4話にして早々に木村さつき(麻生祐未)と、謎の車いすの男=加藤みきお(安藤政信)が怪しすぎる展開になっています。
あまりにも早すぎる犯人っぽい登場なので、やはり木村さつき(麻生祐未)と加藤みきお(安藤政信)は、物語のキーパーソンではあるものの犯人ではないのかもしれません。
NETでも『この二人が犯人なら、あまりにも早すぎるのではないか!?』との声も上がっています。
ところで、加藤みきお役を演じる安藤政信さんは、2019年に放送された日本テレビ「あなたの番です」でも、501号室の怪しい佐野豪(さの ごう)役を演じていましたよねw。
結果は犯人とは全く関係ない人物で、ただ『ワニを飼っていただけ』というオチでしたが、「あなそれ」の犯人考察では名前が挙がっていました。
「テセウスの船」でも同じパターンで、犯人ではないのかもしれませんね!?
この先の展開が楽しみです!
NETの犯人考察の声
NETに挙がっている犯人考察を見てみましょう!
・テセウスの船、 犯人は木村さつきってことなのかな
・テセウスの船、犯人わかっちゃった。 台所に、隠しカメラ仕掛けて監視したり、被害を受けた子供を養子にして、 被害者遺族になりすましたり、 異常な人間性を見せ始めた。 30年前の世界では、何の伏線もなかったのに。 このドラマは、5回で終わるのかな?
・テセウスの船、犯人っぽい人多すぎる、、あな番化してるやん
・テセウスの船犯人確定? いやーまだ早いでしょ あれは単に個人的な復讐してるだけかなあ もう一回タイムリープして改変すると思うし
やはりNETでもまだ犯人像を絞り切れていませんね。
ドラマ「テセウスの船」最終回は?
心がタイムスリップして過去を変えたために現在がどんどん変わっていくので、ドラマの最終回はハッピーエンドになって欲しいものです。
どんな展開になるのか楽しみですね。
原作コミック「テセウスの船」犯人ネタバレ
原作のあらすじ
1989年6月24日、北海道・音臼村の小学校で、児童含む21人が毒さつされた。
逮捕されたのは、村の警察官だった佐野文吾。
28年後、佐野の息子・田村心(しん)は、死刑判決を受けてなお一貫して無罪を主張する父親に冤罪の可能性を感じ、独自に調査を始める。
事件現場を訪れた心は、突如発生した濃霧に包まれ、気付くと1989年にタイムスリップしていた。
タイムスリップして過去を変えると、当初の現在と変わっていきます。パラレルワールドなので1巻~10巻を順を追ってお話すると頭がごちゃごちゃになりそうですねw。
もっと分かりやすく知りたい方は是非、原作をお読みください!
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変わる過去
物語の中心は『音臼小無差別さつ人事件』です。
タイムスリップした心は「音臼小無差別さつ人事件」や音臼村で起きた事件を、阻止しようとします。
- 1月7日の佐野鈴ちゃん転落事故
- 1月12日に木村敏行が雪崩に巻き込まれる交通事故
このふたつの事故を防ぎ未来を変えましたが
- 1月7日に起三島千夏ちゃんの死亡事故
は防ぐことができませんでした。
死因がパラコート中毒(除草剤)の誤飲だとわかっていたので心は三島家から除草剤を盗み中身を捨てます。
しかし、誰かが故意に千夏ちゃんにパラコートを飲ませたので事件は起こってしまったのです。
容疑者:長谷川翼
「音臼小無差別殺人事件」は飲み物に青酸カリが混ぜられていました。
新聞配達員の長谷川翼の同棲相手・佐々木紀子はメッキ工場で働いていて青酸カリを入手できたのです。
しかし、長谷川翼は三島明音ちゃんと一緒に遺体で見つかります。
長谷川は心が持っているノートにも記されていた『三島明音ちゃん行方不明事件』の犯人でしたが、本命の『音臼小無差別さつ人事件』の犯人ではなかったのです。
心が持っているノートには、三島明音ちゃんは「行方不明」のままで、長谷川の遺体発見については書かれていません。
つまりタイムスリップしたことで過去は変わったのです。
変わった現在
心は再び現代に戻ってきます。
しかし、過去がかわったことで心の人生も変わっていました。
佐野の妻である和子は苦労しながらも女手ひとつで心たち3人の兄弟を育て上げたはずだったのに、和子は佐野の逮捕を受けて一家心中を図り、和子と長男の慎吾は亡くなっていたのです。
生きているはずの母と兄が28年前に亡くなったと変わったのです。
さらに心は由紀という女性と結婚していました。
由紀は出産で亡くなってしまいましたが、ふたりの愛の結晶である娘の未来(みく)ちゃんが生まれていましたが、変化した世界では心と由紀は出会ってさえおらず赤の他人だったのです。
絶望する心ですが、姉の鈴が結婚して子供を宿していることを知ります。
相手はタイムスリップした過去で、心が担任をつとめていた5年生の学級にいた加藤みきおでした。
鈴は整形して名前を変え、佐野の家族だとバレないように生きていました。
心はあらためて事件の真犯人を探し出し、父親の冤罪を証明すると決意するのです。
証言者:佐々木紀子
紀子は本来の歴史では1989年に亡くなっていたのですが、心が過去を改変した影響により、新しい世界では音臼村から逃げて生き残っていました。
病気で余命僅かだと知り、証言を決意します。
- 紀子は長谷川の指示で勤め先の工場から青酸カリを盗んだ
- 長谷川もまた《真犯人》の指示で動いていた
- 明音ちゃん誘拐事件の主犯は《真犯人》であり、長谷川は使い捨ての駒として利用されていた
- 紀子は《真犯人》の正体を知っている
というものでした。
しかし佐々木紀子はさつ害されてしまいます。
犯人は元音臼小学校の教師・木村さつきです。
本来、木村さつきは『音臼小無差別さつ人事件』で被害者として亡くなっているハズでしたが、心が過去を変えた為か、生き残っていました。
つまり木村さつきは『音臼小無差別さつ人事件』の犯人ではありません。
木村さつきは事件の後、身寄りのない「みきお」を養子に迎え入れていたのです。加藤みきお=木村みきおです。
原作の真犯人(ネタバレ)
真犯人は加藤みきおです。
犯行理由は「鈴がすきだから」
・三島明音ちゃんの命を奪ったのは、鈴の悪口を言ったから
・三島千夏ちゃんに毒を飲ませたのは、明音の妹だったから。
・佐野文吾に罪を着せたのは、鈴が「お父さんみたいな正義感のある男の人が好き」と言ったから。
という理由でした。
タイムスリップ2回目
心は再びタイムスリップします。
父・文吾と協力をして犯人の加藤みきおを探すのですが、姿がありません。
実は心と同時に大人になった加藤みきお過去にタイムスリップしてきて、加藤みきおの伯父・加藤信也として加藤みきおと犯行計画を練り直していたのです。
加藤みきおは大人になった自分(加藤信也)に
- 今まで村で起きた事件の罪を背負おわせる
- 心と佐野文吾を殺害する
- 和子と鈴を誘拐する
この3っつを課して加藤信也も納得するのです。
結果、『音臼小無差別さつ人事件』は起こりませんでしたが、心は佐野文吾をかばって加藤信也に刺されて亡くなってしまいます。
最終話
2017年・・・・
タイムスリップする前の2017年では、心に娘が産まれていました。
1回目のタイムスリップの後には、姉の鈴が加藤みきおと結婚していました。
2回目のタイムスリップで『音臼小無差別さつ人事件』は起きていませんので、佐野一家は穏やかな生活を送っています。
心がタイムスリップした当時、母親のお腹にいたした「佐野心」は顔は同じでも田村心ではありません。
心は教師になり、同じく岸田由紀と恋に落ちています。
まとめ
大人気ドラマ「テセウスの船」の犯人考察をしてみました。
原作とは違う犯人でキャストも誰が犯人なのか分からないというので、今後の展開が楽しみです!
タイムスリップする物語は数多くあります。
映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ターミネーター」「君の名は。」など人気作品が並びます。
過去を変えたいという気持ちは誰にでもあるのかもしれません。
過去を変えたらどうなるのだろう?私も過去を変えたいひとりですw。
これからのドラマ「テセウスの船」の展開が楽しみですね。
「そのにゅーすって、ほんと!?」でした。