台風9号2021たまごの最新進路予想を米軍・ヨーロッパ・windy・気象庁・ウェザーニュースなど世界各国の予報をまとめました!2021年8月現在は非常に台風ができやすい状況にあり次々と台風のたまごが発生する可能性が高いです!
目次
気象庁:台風9号の情報
8月8日(日)現在の台風9号の様子を見てみましょう!
画像引用元:tenki.jp
【8月4日午後6時現在】
・名称:LUPIT(ルピート)
・速さ:ゆっくり
・中心気圧:992hPa
・最大瞬間風速:30m/s
うん、こんなの初めてみたよ(汗)
現在、台風9号・台風10号・台風11号が発生しています。
いつどの台風が、日本のどこに影響するのかひとつずつ落ち着いてみてみましょう。
まずは、日本気象庁の発表からです。
台風9号は
11日(水):日本海に達する見込み
現在、日本近海の海面水温が高く、台風が日本列島に近づいても発達する可能性があります。
台風は海面水温が26,5度以上あれば発達すると言われています。
日本近海の海面水温をみてみましょう!
画像引用元:気象庁海面水温
そうですね!
海面水温が高くなっているのがわかります。
もちろん台風が発生するには海面水温だけでなく上昇気流などの風の影響も必要です。
しかも、南の海上は先月の7月中旬ごろから「モンスーン」と呼ばれる南西の季節風と太平洋高気圧の円福東寄りの風によって反時計回りの風の流れが形成されています。
日本列島に本格的な夏が到来しつつある一方、南の海では台風の発生しやすい環境になってきています。来週にかけて動向の注意が必要です。https://t.co/yBFMc9fs3a pic.twitter.com/dDyXBft3b9
— ウェザーニュースLiVE (@wni_live) July 15, 2021
この影響なのか、日本の南の海上には台風9号、台風10号、台風11号と雲の塊がいくつもできたのです。
今後どのように発達して進路はどうなるのか?
各国の気象機関の予報を合わせてみてみましょう!
JTWC米軍の台風9号情報
米軍合同台風警戒センター(JTWC)はアメリカのハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関でアメリカ軍のためのものです。
しかし、一般の人もアクセスすることが出来ますので簡単に見ることができます。
画像引用元:JTWC
【図の見方】
- 黄色丸(24時間以内の発達は考えずらい)
- オレンジ丸(発達しても24時間以上かかる)
- 赤丸(24時間以内に発達します)
- 赤矢印(熱帯低気圧・台風)
- 水色丸は熱帯低気圧と温帯低気圧の中間的な性質
気象庁発表の台風9号LUPIT(ルピート)は、JTWCでは【TD13W】と表記されている熱帯低気圧です!
【TD13Wの進路予想】
画像引用元:JTWC
JTWCは気象庁と同じ5日間予報です。
世界時間になっていますので、日本時間に直すには+9してくださいね。
欧州中期予報センター(ECMWF)の情報
欧州ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予報をみてみましょう!
ECMWFはヨーロッパの気象予報サイトですが、世界中を網羅しています。
5日間予報の日本気象庁やJTWCとは違い10日間予報になります。
さすがに10日間先の時間が経過すると精度が落ちますが、風の強さを緑色の濃さで表しているので、英語がわからなくても視覚的に捉えることができます。
8月7日予想
8月9日予想
画像引用元:ECMWF
ECMWFの予報でも熱帯低気圧から台風に発達し、次から次へと日本列島に台風が上陸する予想になっています。
ECMWFとJTWCの予報がこれだけ違うのも珍しいので、それだけ日本近海の気象状態が複雑なであることがわかります。
windyの情報
では、windyの予測をみてみましょう!
参照元:windy.com
気象サービスのWindyは天気予報サービスを自動更新付きでみることができます。
常にリアルタイムで最新情報を確認でき、10日前後先までの予測データをシミュレートできるので、私はよく利用しています。
Windyで時間を進めてみると、強い風の渦が8日(日)には関東の南海上にひとつ、大陸方面からひとつ、2つの台風が日本列島に向かってくる様子がわかります。
8月7日(土)ごろから沖縄地方、九州地方、西日本と雨風の影響があるのは間違いなさそうです!
ちなみに熱帯低気圧と台風の違いは「風の強さ」だけです。
中心付近の最大風速が17.2m以上になると「台風」と呼びます。
雨がどんなに強くても「台風」とは呼びませんので「台風ではないから大丈夫」と安心するのは危険です。
windyは風・雲・気温・雨・波・気圧などのリアルタイムデータをマップ上に視覚的に見ることができるのがいいですよね。
windyはでは赤い色が濃いほど風が強くなっています。
ウェザーニュース情報
ウェザーニュースによると日本近海には4つの熱帯低気圧がるとのこと。
【台風情報】
台風10号(ミリネ)は北東に進み、三連休中に東日本に接近するおそれがあります。大雨にも注意が必要です。
三連休明けは台風9号(ルピート)が西日本に接近するおそれがあります。今後の情報に注意してください。https://t.co/sdXdznpyP7 pic.twitter.com/u2nkgAZK3K— ウェザーニュース (@wni_jp) August 5, 2021
<熱帯低気圧ラッシュ>
今日午後の時点で日本近海には4つの熱帯低気圧があります。最も西のものは台風まで発達する見込みで、沖縄近海のものも本州に影響する可能性があり、今後の情報に注意が必要です。https://t.co/M1ZOhYo6Sy pic.twitter.com/pQzfvVwttr— ウェザーニュース (@wni_jp) August 3, 2021
ほんとうに。
私も台風情報をお届けするようになってから、こんな状況は初めてです。
何より、最新の情報を入手して早め早めの台風に備える行動を心がけましょう!
世界各国の台風9号情報
では、世界各国の台風9号の進路予想をみてみましょう。
画像引用元:GPV whether
◆ 欧州(ECMWF) | ◆アメリカNOAA |
◆ 英国気象局 | ◆カナダ気象センター |
◆アメリカ海軍 | ◆日本気象庁GSM |
世界各国の気象機関の予報は、熱帯低気圧(台風のたまご)の時はバラバラだったのですが、ほぼ変わらない予報になっています。
台風9号の名前はルピート
2021年の台風9号の名前はルピートになります。
フィリピンが名付けた名前で「冷酷な」という意味です。
日本では台風を「台風○号」と呼ぶ番号方式と、名前を付けた「リスト方式」があります。なぜ、2つの方式があるのでしょう?
こちらの記事に詳しく書かれていますのでご覧ください。
まとめ
【台風9号2021たまご最新進路予想!米軍ヨーロッパやwindyと気象庁の予報は?】をまとめました。
情報は更新していきますので、最新情報をご覧ください。