エリザベス女王の国葬の日程や場所はいつどこで行われるのでしょう?日本時間では何時から?霊柩車の車種と車の色や、葬儀で流れる音楽の曲目は?また愛犬のコーギーは参列するのかも調査!
目次
エリザベス女王の国葬は日本時間のいつ?
2022年9月8日に96歳で崩御されたイギリスのエリザベス女王の国葬は、日本時間でいうといつ行われるのでしょう?
バッキンガム宮殿によると、国葬は9月19日の現地時間午前11時からロンドンにあるウェストミンスター寺院で執り行われることが発表されました。
日本時間にすると9月19日午後7時になります。
場所 | 現地時間 | 日本時間 |
ウェストミンスター寺院 | 9月19日午前11時 | 午後7時 |
9月19日は月曜日ですが、英国全土が休日となるそうです。
死去された静養先のバルモラル城から女王の棺は粛々と移動し、国葬が執り行われるウェストミンスター寺院に運ばれ、セントジョージ礼拝堂に埋葬される予定だそうです。
ちなみにイギリスで国葬が執り行われるのは通常は国王に限られるそうです。
しかし、過去には万有引力の法則を発見した科学者ニュートン、ナポレオンに戦勝したウェリントン公、海軍の英雄ネルソン提督、第2次世界大戦で連合軍勝利に導いたチャーチル元首相がいます。
国王、首相、議会の承認などによって、傑出した個人にも国葬が行われる例があるようです。
エリザベス女王の国葬までの日程
エリザベス女王の国葬までの日程はこちら。
◆9月11日
バルモラル城→エディンバラ市内のホリールードハウス宮殿
◆9月12日
ホリールードハウス宮殿→セント・ジャイルズ大聖堂(公開安置)
◆9月13日
セント・ジャイルズ大聖堂→バッキンガム宮殿
◆9月14日
バッキンガム宮殿→ウェストミンスター宮殿(公開安置)
◆9月19日
ウェストミンスター宮殿→ウェストミンスター寺院(国葬)
一般人の場合、身内が亡くなると「葬儀はどうしよう」と慌てることが多いのですが、エリザベス女王ともなると国葬までの流れに王室や国が慌てる様子など微塵も感じません。
ニュースに流れてくる転々と変わる安置場所や、公開安置の様子、そこまでの誘導や警備、軍人さんの動きなど、不謹慎かもしれませんがスムーズで美しく感じます。
エリザベス女王の国葬の詳細
エリザベス女王の国葬の詳細が発表されました。
カンタベリー大主教の説教などの後、午前11時55分頃から英全土で2分間の黙禱(もくとう)がささげられます。
葬儀後、ひつぎは砲車に乗せられ、バッキンガム宮殿前まで行進。
霊柩(れいきゅう)車に移してウィンザー城へ移動し、城内の聖ジョージ礼拝堂で礼拝後に棺が納められます。
産経新聞より抜粋
ロンドン橋作戦・ユニコーン作戦とは
情報によると事前に「女王が亡くなったら」という想定をしていたとあります。
コードネームは「ロンドン橋作戦」。
女王死去の日は「Dデー」と名付けられエリザベス女王が亡くなった時には「ロンドン橋が落ちた」と女王の秘書が首相に電話で伝えることになっていたそうです。
「ロンドン橋作戦」は半世紀以上前から決められていたそうです。
英連邦諸国への伝達方法や、10分以内に官邸の国旗を半旗にすること、公共放送BBCやメディアへの伝達方法、英王室のホームページのレイアウトなど詳細に決められていたそうです。
もちろん、エリザベス女王が亡くなる場所がロンドンとは限らないので、棺を運ぶ段取りなども定められていたそうです。
静養先のスコットランドで亡くなったのですが、これは「ユニコーン作戦」と呼ばれ想定されていたそうです。
不謹慎のようにも思いますが、女王だっていつかは崩御されるわけですから、その時に慌てたり問題が起こらないように事前に準備しておくのは当然なのでしょうね。
ウェストミンスター宮殿の場所はどこ?
エリザベス女王の国葬が執り行われるウェストミンスター寺院はロンドン郊外のウィンザー城の中にあります。
【ウェストミンスター寺院の場所】
ウェストミンスター寺院の公式サイトはこちらです。
9月19日、朝に公開安置は終了し、エリザベス女王の棺はウェストミンスター・ホールから、ウェストミンスター寺院へ移され、午前11時(日本時間午後7時)から国葬が執り行われます。
エリザベス女王の霊柩車の車種は?色は何色?
ところで、エリザベス女王の霊柩車の色は何色になるのでしょう?
霊柩車といえば「『黒』でしょう!」と思われるかもしれませんが、エリザベス女王の最愛の夫・フィリップ王配の霊柩車はモスグリーンでした。
英自動車大手ジャガー・ランドローバーの「ディフェンダー」を改造した特注車が使用されました。
これはフィリップ王配が元軍人であったからとのことで、殿下自身がデザインや改造に関わっていたそうです。
今回の「ユニコーン作戦」でエリザベス女王の棺を乗せている車両は、後部が透明で棺が見える車です。
この霊柩車はドイツのメルセデス・ベンツの子会社ビンズ社H4タイプの車両です。
全長は約6メートルでベースになったEクラスステーションワゴン「S212」よりも1.1メートルほど長く、人が乗れるスペースが2列と棺を載せるスペースがあるそうです。
バルモラル城から6時間かけてアバディーンやダンディーなど大小の街々を通り、沿道の群衆に見守られながら女王の棺を載せた車はエディンバラのHolyroodhouse宮殿に到着した。それをカーテシーで迎えるアン王女。悲痛な表情に胸が締め付けられる。#FinalJourney#QueenElizabeth pic.twitter.com/hSYsqLPK99
— 20miglia (@20miglia) September 11, 2022
こういう棺が見えるタイプの霊柩車をあらかじめ用意してたのかな?それとも有名人とかだとたまに使われるものなのかな?#ss954 https://t.co/sZvq4gEFvJ
— Spencer (@azumakyou1) September 12, 2022
実はこの霊柩車は葬儀会社が王室に貸し出したもので、当初は葬儀会社のロゴが貼ってあったそうです。
それが売名行為だと批判を受けて途中で剥がされたのだとか。
NETでは、歴史的に考えると「イギリス王室がドイツ車を使用するのに驚いた」との声も多かったです。
国葬もこの車両を使用するのでしょうか?
現時点ではロンドンで同じ霊柩車が使われるかは不明です。
エリザベス女王はいつもポップな色合いの洋服をお召しになっていたので、もしかしたら霊柩車の色も黒ではなくポップカラーだったりするのかも。
(いや、流石にそれは無いかな)
情報が入り次第、お知らせします。
棺に掛けられている布は何?柄は?
ところで、エリザベス女王の棺に掛けられている布は何なのでしょう?
私がよく知るイギリスの国旗ではありません。
エリザベス女王の棺に掛けられている布はイギリス王室旗なのだそうです。
スコットランドで用いられているロイヤルスタンダードのイギリス王室旗が掛けられてい流のだとか。
赤い龍が印象的ですね。
描かれている龍は、イギリスを構成している4つのカントリーの一つであるウェールズの国旗のモチーフになっている「赤い龍」なのです。
イギリス王室は日本人に馴染みのあるイギリス国旗「ユニオンジャック」よりイギリス王室だけが用いることができる「イギリス王室旗」を重用しているようですね。
日本でいえば「日の丸」と皇室の紋章「菊花紋章」の違いみたいなものでしょうか。
葬儀の曲は何?
エリザベス女王の葬儀に流れる曲は何が演奏されるのでしょう?
上述したフィリップ殿下の葬儀の一部ですが、その様子はこちら。
葬儀には、エディンバラ公が選んだ “I Vow to Thee, My country “や、フィリップ殿下が好きだったという曲が流れました。
しかも、ご葬儀の選曲は多くはフィリップ殿下ご自身によるものだったそうです。
エリザベス女王も生前「ロンドン橋作戦」に加わって、自身の葬儀に流す曲を選んでいた可能性は高いですよね。
エリザベス女王はビートルズがとてもお好きだったとのことなので、ビートルズの曲が流れる可能性もありそうですね。
演奏される音楽が分かりましたらお知らせします。
エリザベス女王葬列の行進🥁
ショパンのソナタ第2番「葬送」第3楽章のアレンジが使われていましたね。棺の上の王冠👑
ダイヤ2,868個、真珠273個、サファイヤ17個、エメラルド11個、ルビー5個、が使われているとのこと。
一番下のダイヤは世界で一番大きいものをカットしたものだそう💎✨
(BBCより) pic.twitter.com/bkaFHfPFWo— Erika🕊 (@Erikapyon115) September 15, 2022
エリザベス女王の国葬で流れた曲目は?
エリザベス女王の国葬は現地時間の午後0時15分頃に終了したとのこと。
国葬を締めくくる曲として流れたのは、ドイツの作曲家「バッハ」の「幻想曲ハ短調」でした。
J.S.バッハ:幻想曲 ハ短調 BWV 562
Much of the music at today’s State Funeral was selected for its special significance to HM Queen Elizabeth II, and many of the choices also have a long association with Westminster Abbey. pic.twitter.com/yZC5qKiko9
— Westminster Abbey (@wabbey) September 19, 2022
専門家によると、女王は葬儀の最後に流れる哀悼の曲を9曲選んでいたとのこと。
英国王室ジャーナリストの多賀幹子さんのお話しはこちら。
「バグパイプのスコットランドなんかでよくみる音楽ですね。2曲ですけど、結婚式で演奏された曲ということが分かった」
NETでも曲名が明かされています。
エリザベス女王の国葬を観ています💐
最初の合唱賛美歌の曲はthe day thou gavest lord is ended (別名 st.clement)— りん (@r_i_n224) September 19, 2022
エリザベス女王の国葬の聖歌。
日本の「聖歌集」の、32番「この日も暮れゆきて」461番「主はわが飼い主」491番「あめなる喜び」(曲は95番)— Seiya (@uranus_1961) September 19, 2022
エリザベス女王国葬の最後をかざるパイプオルガンによる演奏。曲はバッハ作曲の幻想曲ハ短調だそうです。
— Cafe en Viena (@cla_yumi) September 19, 2022
愛犬コーギーは参列する?
エリザベス女王はコーギーをとても愛していて、在位70年の間に30匹以上を飼っていたそうです。
亡くなられた時には4ひきのコーギーを飼われていたとのこと。
2012年に開催されたロンドンオリンピック開会式での動画にも、エリザベス女王と共に出演していましたよね。
イギリスBBCによると、女王の愛犬4匹のうち「ミック」と「サンディー」のコーギー2匹はアンドリュー王子と王子の前の妻が引き取ることになったそうです。
エリザベス女王の国葬にも、コーギーたちは参列するのかもしれませんね。
エリザベス女王の国葬をずっとみてるんだけど
最後の地 ウィンザー城で愛犬のコーギー2匹も葬列を見守ってるのがうつったね
ちょっと寂しそうな感じ
泣けた… pic.twitter.com/z2HpgFwkH6
— ぱちすけ@平日低浮上 (@pachisuke88) September 19, 2022
まとめ
【エリザベス女王の国葬!霊柩車の車種や音楽曲目は何?愛犬のコーギーは参列する?】をまとめました。
エリザベス女王の国葬は9月19日の現地時間午前11時からロンドンにあるウェストミンスター寺院で執り行われます。日本時間の午後7時からになります。
霊柩車や流れる音楽の曲目など分かりましたらお知らせします。
愛犬コーギーたちも女王と最後のお別れをさせてあげたいですね。