台風10号2021たまごの最新進路予想を米軍・ヨーロッパ・windy・気象庁・ウェザーニュースなど世界各国の予報をまとめました!現在日本近海には4つの熱帯低気圧があります。日本列島に直撃するのはどの台風?
https://bikuchan.com/2021/08/05/25164
目次
気象庁:台風10号の予報
現在、日本の南の海上には台風9号、台風10号、台風11号と、もうひとつの台風になりそうな熱帯低気圧があります。
全ての台風を一緒に見ると分かりずらいので、ここでは台風10号の情報をお伝えします!
まずは気象庁発表の台風10号はこちらです。
画像引用元:tenki.jp
日本気象庁は24時間以内に台風になる熱帯低気圧のみを発表をしますので、気象庁が発表したら間違いなく「台風になる」と思っていいでしょう。
6日(金)午前6時現在
- 存在地域:南大東島の北北西約120キロ
- 速さ:時速15キロで東北東
- 中心気圧:990ヘクトパスカル
- 最大風速:20メートル
- 最大瞬間風速:30メートル
*7日(土)から8日(日)にかけて東日本に接近するおそれがあります
現在、日本の南の海上は海面水温が高く、低圧部から台風に発達する可能性が非常に高い状態にあります。
台風12号の発生もあると思っていいでしょう。
台風10号は、沖縄地方に影響をもたらすだけでなく、週末には本州などへ接近するおそれもあります。
ちなみに予報円は台風の大きさではなく、この予報円の範囲幅に進路が進む予想と言うことです。
なので、先の日付になればなるほど不確実なものになります。
台風は海面水温が26,5度以上あれば発達すると言われています。こちらの海面水温を見ると台風が日本列島に近づいても尚、勢力が強まる恐れがあります。
画像引用元:気象庁海面水温
そうですね!
海面水温が高くなっているのがわかります。
もちろん台風が発生するには海面水温だけでなく上昇気流などの風の影響も必要です。
しかも、南の海上は先月の7月中旬ごろから「モンスーン」と呼ばれる南西の季節風と太平洋高気圧の円福東寄りの風によって反時計回りの風の流れが形成されています。
日本列島に本格的な夏が到来しつつある一方、南の海では台風の発生しやすい環境になってきています。来週にかけて動向の注意が必要です。https://t.co/yBFMc9fs3a pic.twitter.com/dDyXBft3b9
— ウェザーニュースLiVE (@wni_live) July 15, 2021
現在、日本の南の海上には台風9号が発生し、台風10号、台風11号、台風12号となりそうな雲の塊があります。
台風10号のたまごと、それ以外の熱帯低気圧の動きを各国の気象機関の予報を合わせてみてみましょう!
JTWC米軍の台風10号の情報
米軍合同台風警戒センター(JTWC)はアメリカのハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関でアメリカ軍のためのものです。
しかし、一般の人もアクセスすることが出来ますので簡単に見ることができます。
画像引用元:JTWC
【図の見方】
- 黄色丸(24時間以内の発達は考えずらい)
- オレンジ丸(発達しても24時間以上かかる)
- 赤丸(24時間以内に発達します)
- 赤矢印(熱帯低気圧・台風)
- 水色丸は熱帯低気圧と温帯低気圧の中間的な性質
赤い矢印が4つになっちゃった!
いっぺんに見ると分かりずらいので、台風10だけに絞ってみてみましょう!
JTWCでは台風10は【TD14W】MIRINEと表記されています。台風10号は発達しながら関東の南海上に接近する予想になっています。
【TD14Wの進路予想】
画像引用元:JTWC
JTWCは気象庁と同じ5日間予報です。
気象庁と違うのは予報円がないことです。
JTWCでは「ここを通りますよ〜」というものなので、気象庁から発表されるものと一緒に参考にするといいですね。
日本が台風と認識しなくてもJTWCでは「台風」とすることがあります。
これは日本気象庁とアメリカとの台風とする基準が異なるからです。
気象庁発表の台風の号数と、JTWCの台の”号数”が合わない年があるのはこのためです。
欧州中期予報センター(ECMWF)の情報
欧州ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の予報をみてみましょう!
ECMWFはヨーロッパの気象予報サイトですが、世界中を網羅している信頼のおける気象機関の一つです。
5日間予報の日本気象庁やJTWCとは違い10日間予報になります。
さすがに10日間先の時間が経過すると精度が落ちますが、風の強さを緑色の濃さで表しているので、英語がわからなくても視覚的に捉えることができます。
【8月7日の予想】
【8月9日の予想】
画像引用元:ECMWF
ECMWFの予報でも熱帯低気圧から台風に発達し、次から次へと日本列島に台風が上陸する予想になっています。
そうですね。
ECMWFでは気象庁が発表した台風9号のたまご(JTWCでは【TD13W】)と、すぐ横の沖縄付近にある熱帯低気圧も、今後は東よりに進路を変えて日本に影響すると予想しています。
windyの情報
では、windyの予測をみてみましょう!
参照元:windy.com
気象サービスのWindyは天気予報サービスを自動更新付きでみることができます。
Windyでは台風10号は日本列島には上陸せずに、関東の南をスレスレにかすめる進路予想になっています。
常にリアルタイムで最新情報を確認でき、10日前後先までの予測データをシミュレートできるので、私はよく利用しています。
ちなみに熱帯低気圧と台風の違いは「風の強さ」だけです。
中心付近の最大風速が17.2m以上になると「台風」と呼びます。
雨がどんなに強くても「台風」とは呼びませんので「台風ではないから大丈夫」と安心するのは危険です。
windyは風・雲・気温・雨・波・気圧などのリアルタイムデータをマップ上に視覚的に見ることができるのがいいですよね。
windyはでは赤い色が濃いほど風が強くなっています。
ウェザーニュース情報
ウェザーニュースによると日本近海には4つの熱帯低気圧があるとのこと。
【台風情報】
台風10号(ミリネ)は北東に進み、三連休中に東日本に接近するおそれがあります。大雨にも注意が必要です。
三連休明けは台風9号(ルピート)が西日本に接近するおそれがあります。今後の情報に注意してください。https://t.co/sdXdznpyP7 pic.twitter.com/u2nkgAZK3K— ウェザーニュース (@wni_jp) August 5, 2021
【台風情報】
台風10号(ミリネ)は北東に進み、三連休中に東日本に接近するおそれがあります。大雨にも注意が必要です。
三連休明けは台風9号(ルピート)が西日本に接近するおそれがあります。今後の情報に注意してください。https://t.co/sdXdznpyP7 pic.twitter.com/u2nkgAZK3K— ウェザーニュース (@wni_jp) August 5, 2021
【台風発生予想】
沖縄近海にある熱帯低気圧について、気象庁は“24時間以内に台風に発達する見込み”と発表しました。今夜以降、沖縄に影響をもたらすだけでなく、週末には本州などへ接近するおそれもあります。
※予報円の大きさは勢力ではなく進路の不確実性を示しますhttps://t.co/3iHuA2fyg2 pic.twitter.com/HcYUA7mMOP— ウェザーニュース (@wni_jp) August 4, 2021
<熱帯低気圧ラッシュ>
今日午後の時点で日本近海には4つの熱帯低気圧があります。最も西のものは台風まで発達する見込みで、沖縄近海のものも本州に影響する可能性があり、今後の情報に注意が必要です。https://t.co/M1ZOhYo6Sy pic.twitter.com/pQzfvVwttr— ウェザーニュース (@wni_jp) August 3, 2021
ほんとうに。
私も台風情報をお届けするようになってから、こんな状況は初めてです。
何より、最新の情報を入手して早め早めの台風に備える行動を心がけましょう!
世界各国の台風9号・10号・11号の情報
では、世界各国の台風9号の進路予想をみてみましょう!
画像引用元:GPV whether
◆ 欧州(ECMWF) | ◆アメリカNOAA |
◆ 英国気象局 | ◆カナダ気象センター |
◆アメリカ海軍 | ◆日本気象庁GSM |
世界各国の気象機関も同じようなシュミレートになっています。
今後も最新の情報に注意して、早め早めに台風に備えましょう!
台風10号の名前はミリネ
2021年の台風9号の名前はルピートになります。フィリピンが名付けた名前で「冷酷な」という意味です。
台風10号は「ミリネ」になります。
日本では台風を「台風○号」と呼ぶ番号方式と、名前を付けた「リスト方式」があります。なぜ、2つの方式があるのでしょう?
こちらの記事に詳しく書かれていますのでご覧ください。
まとめ
【台風10号2021たまご最新進路予想!米軍ヨーロッパ気象庁は日本列島に上陸予想?】をまとめました。
情報は随時更新していきますので、最新情報をご覧ください!