東京オリンピック2020の陸上男子400mリレーでまさかのバトンミスで失格。金メダルを狙っての攻めとその練習不足の境目でミスはなぜ起きたのでしょう?バトンの失敗の理由はなんなのか?ネットの声も!
東京オリンピック2020陸上男子400mリレー
史上最速のリレー侍と呼ばれ、メダルの色が期待されていた東京オリンピック2020大会の陸上男子400mリレー。
走者は予選と同じ走者で挑みました。
多田修平選手―山県亮太選手―桐生祥秀選手―小池祐貴選手
日本は大外の9レーンです。
第一走者の多田修平選手はおそらく1位で走り抜けていたと思われます。
しかし、残念ながら第2奏者の山縣亮太選手にバトンが渡りませんでした。
陸上男子400メートルリレー 🏃♂️
アクシデント⁉️
短い時間でまさかの棄権は残念ですが
お疲れ様でした👏バトンミス経験者からのメダリスト朝原氏のコメントが1番身に染みた〜😊 pic.twitter.com/IK2mUz81Wv
— 🍀元三茶TRIP🐈⬛🐾 (@moto3chatrip) August 6, 2021
30メートルのバトンパス区間を越えるテークオーバーゾーンで失格。
世界屈指のバトンパス、アンダーハンドパスが繋がらなかったのです。
多田選手は「勝負にいった結果」と受け止め、出番を失った第3走者の桐生選手も「攻めた結果」とインタビューで答えていましたね。
2019年世界選手権決勝ではアジア新の37秒43をマークして、山県選手や、小池選手のら自己ベスト9秒台という4選手がメンバーだっただけに期待も大きかったので、この失格は残念でした。
NETの声
ほんの一部ですがNETの声を紹介しましょう。
オリンピックスタジアムを後に…悔しくて電車に乗るのも気が重い。男子100×4リレーでバトンがつながらず。駅伝経験者としては襷がつながらないようなものだと感じた。スタートから攻めた走りだったのでほんと悔しいけど、選手の皆さん勇気をありがとう! pic.twitter.com/hxVwYtZkQY
— 比嘉正樹|Hyzon代表 (@higasunrise) August 6, 2021
リレー全員攻めた結果って分かってるし誰も責められんけどもしあそこで完璧にパスがつながってたらって想像しちゃうなぁ…
— じょむ@ジブ (@jojojo114514) August 6, 2021
リレー、まさかが起こってしまう五輪の怖さ。。😱全員走らせてあげたかった
— しおり=4A成功を歴史に刻みフィギュアスケートを正しい方向へ= (@shioyuzuru) August 6, 2021
純粋なスピードで勝てないリレーで、バトンパスでのギリギリの戦いでミスは仕方ない よくやったし攻めたんなや…
— むねむね (@munemuneaki) August 6, 2021
勝負に出て失敗したんだから しょうがない
これで勝ってきたんだし #リレー— y-monku🐱 (@ymonku1y) August 6, 2021
リレーってやっぱすげえことやってるよあの秒単位の速さの中でバトン繋げんだよ・・・陸上やってた頃4継やらせてもらってたころ思い出してしまった・・・
— 修行 (@omu_ix) August 6, 2021
2年前までずっと現役で陸上やってきてるからさ、一つのミスで叩く人の気がしれない。当事者が1番悔しい。うちらは何も言う資格ないと思う。お疲れ様って言うのが1番だと思う。叩くのはお門違いだけど。リレーって本当に大変なんだよ。逆によく今までちゃんとパスできてたよってこと。素晴らしかった。
— しょーこ♭🌈🍩 (@shoko_i7) August 6, 2021
リレーお疲れ様でした🥺
ずっと山縣選手が好きで見てきたけど、バトンミスでメダル貰えなかったって自分達を責めないで欲しいです。オリンピックという舞台に立っていること自体すごいことなので…💧— ソコンイェズの虜👑🦊 (@skz_200001) August 6, 2021
サッカーもリレーも悔しいけどお疲れ様でした😢✨
泣いてるところ見るとこっちまで悲しい….インタビューやめてあげてってなる😭— makiko (@makiaat) August 6, 2021
バトンミスは攻めの結果?
個人ではなかなか結果を出せない日本陸上競技。
なので、どうしても男子400mリレーに期待が大きくなりますよね。
リレーは100分の1秒の世界で争う競技なので、渡す方も渡される方もバトンパスは至難の技なのです。
バトンパスは「攻め」た結果とのこと。
「攻めた」ということは、その”攻めるバトンパス”の「練習不足」だったのではないかとも言われています。
ミスの原因がなんだったのかは、今後、専門家の方が多くを語ってくれることでしょう。
詳しい原因が分析されたらまたお知らせします。
「個人の力は世界との差が開いてきてる」と桐生選手が言っていました。
個々の力がもう少しずづ高かったら、バトンパスを”攻める”ことなく走れたのかもしれませんね。
失格は残念でしたが、誰も”責める”ことはできません。
惜しかったなぁ〜というのが私の感想です。
レースプランに無理があった?
多田選手から山縣選手へのバトンは練習でも1度もミスをしたことなかったそうです。
【試合事前のプラン】
日本記録より100分の7秒遅いタイムを金メダルへの指標とし、スタートが得意な多田選手が飛び出し、3走の桐生選手までにリードを奪うことで内側のレーンの国々にプレッシャーをかけ、そのまま逃げきる。
土江コーチとスタッフや選手たちは、このようなスタッフレースプランを立てたそうです。
そして山縣選手は予選よりおよそ20センチ距離を広げてスタート。
この20センチが命運を分けた距離だったのでしょうか。
ただ「金」か「失敗」か、その攻めた末の結果だったのです。
桐生選手はレース後、このように語っています。
「攻めてこうなった結果」「実際、世界でリレーでも個人でも離されているというのは結果的にも記録的にも出ているので。それを深く受け止めたい」
東京オリンピック2020大会の開催にあたり、いろいろな声が手紙やSNSによってトップアスリートたちに届いていたそうです。
平常心を保のも大変だったのではないかと想像します。
やはり攻めの結果を責めることはできませんね。
バトンミスの原因は8レーンの選手?
2008年北京五輪男子400メートルリレー銀メダリスト・塚原直貴氏によると、バトンが繋がらなかったのは「内側の選手をよけたこと」だと語っています。
多田が走ってきた際に、内側8レーンのイタリア選手が山県と同様にレーンの外側で待っていたが、立っているのはコース内でも足や尻が少し出ていたため、多田がよけようとした。
リレーのバトンミス。原因は山縣のスタートが早かったのではなく、多田の減速にあると思う。
上空からの映像を見ると分かるが、レーンの外側ギリギリで待っていたイタリアの2走をカットする時に、多田が外側に膨れて減速した。それぞれの動きが最悪なタイミングで重なった。#陸上競技#Tokyo2020 pic.twitter.com/RMeVhOpBwT
— チャリオット (@chariot0001) August 6, 2021
上からの動画を見ると、走る軌道がブレていることがわかります。
塚原直貴氏によると隣のレーンの選手をカットする時に「よくあること」なのだそうです。
また、山縣選手がなぜスピードを緩めなかったのかについては
「多田選手を信じてるので。追いつくだろうと、来るはずだと。来なかったってことなんですよ」とも。
塚原直貴氏はとても辛そうな表情で解説していました。
まとめ
【男子400mリレーのバトンミスなぜ?攻めと練習不足の境目で世間の評価は?】をまとめました。
男子400mリレーが失格になると多くのTweetが上がりました。多くの日本人が期待していた証です。
また、多くの人が選手に対して温かい言葉をかけているのが印象的でした。
全てのアスリートの活躍を応援します!