2023年台風6号の最新進路情報です!低圧部→たまごの発生→台風→消滅まで更新します!米軍(JTWC)やwindy、ヨーロッパ、日本気象庁、ウェザーニュースなどの台風情報をまとめてイッキに見てみましょう!日本へ接近、上陸するのはいつなのでしょう?
台風対策ちゃんとしてますか?台風だけではなく地震大国な日本。これだけあればまずは一安心!な防災グッズについてもしっかりチェックしておいてくださいね
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▲明日は我が身です…!▲
目次
台風6号2023が発生!
台風6号の現在の様子です。
台風 | KHANUN(カーヌン) |
存在地域 | 屋久島の南約70km |
中心気圧 | 970hPa |
最大風速 | 30m/s (中心付近) |
最大瞬間風速 | 40m/s |
- 10日(木)にかけて九州の西の海上を北上する見込み。
雲の循環が見られるけれども、その中心部が明確でない熱帯擾乱のことを指します。中心部がはっきりすると、それが熱帯低気圧と呼ばれるようになります。熱帯低気圧からは台風が発生することがよくありますので、低気圧はいわば台風の元となる存在と言えます。
では、JTWCの情報から詳しく見てみましょう!
JTWC:台風6号の最新情報
画像:JTWC
赤い矢印の「TS06W」が台風6号KHANUN(カーヌン)です。
【図の見方】
- 黄色丸(24時間以内の発達は考えずらい)
- オレンジ丸(発達しても24時間以上かかる)
- 赤丸(24時間以内に発達します)
- 赤矢印(熱帯低気圧・台風)
- 水色丸は熱帯低気圧と温帯低気圧の中間的な性質
英表記 | カナ表記 | 最大風速( Kt ) | 最大風速( m/s ) | 強さの階級( 気象庁 ) |
---|---|---|---|---|
Super Typhoon | スーパー・タイフーン | 128ノット以上 | 65m/s以上 | 猛烈な( 54m/s以上 ) |
Typhoon | タイフーン | 64~127ノット | 33~65m/s | 強い( 33m/s )~非常に強い( 44m/s )~猛烈な( 54m/s以上 ) |
Tropical Storm | トロピカル・ストーム | 34~63ノット | 17~30m/s | 「 強い 」に満たない |
Tropical Depression | トロピカル・デプレッション | 34ノット未満 | 17m/s未満 |
では、進路予想を見てみましょう!
画像:JTWC
JTWCの進路予想図の見方
- 黒い渦を巻いたような丸●→台風の現在位置
- ピンク色の●→今後の進路が予想されてる台風の中心点
- 赤い点線の範囲→「これから風速18m/s以上になる可能性があります」という場所を示しています。
KTSはノットを表しています。
・1KTS(ノット) = 0.5144m/s(秒速)
・1KTS(ノット) = 1.852km/h(時速)
JTWCには予報円はありません。
赤い丸は予報円ではなく暴風域を表しており、JTWCでは「台風はここを通ります」と示しています。
【3時間の位置更新グラフィック】
画像:JTWC
【Prognostic Reasoning】
- 台風は北北西に進む見込みで、台風06Wは予報期間中に韓国の釜山の西に上陸すると予想される。
- 現在の環境はやや有利で、暖かい海面温度、良好な南北方向の風とポール方向の風の流れが軽微な強化を促進する。
- 予測される最大強度は60ノット (約111キロメートル/時) で、上陸後は徐々に40ノット (約74キロメートル/時) に弱まり、最終的に予報期間終了時までに消散する見込み。
- 数値モデルの予測は一致しており、進行方向に高い信頼性がある。強度の予測には中程度の信頼性があり、上陸による影響で変動する可能性がある。
タウ(Tau)は台風の予報や警報で使用される時間単位のことを指します。具体的には、1タウは通常6時間を表します。台風の動きや強度などは、過去の観測データや気象シミュレーションに基づいて6時間ごとに予測され、それぞれの時間帯をタウ1、タウ2、タウ3…と表現します。
例えば、「タウ48」とは、台風の48時間後の予測を意味します。台風の予報には、通常タウ0からタウ120までの範囲がありますが、タウ48以降の予測は、気象条件の不確定性が高くなるため、予測の信頼性が低くなることがあります。ですので、特にタウ72以降の予報には注意が必要です。
JTWCはアメリカ・ハワイ州にあるアメリカ国防総省の機関でアメリカ軍のための気象情報機関です。
米軍の航空機や船舶が安全に航海できるように公表されている気象情報で、一般の人も簡単に見ることができます。
日本に影響がある台風情報を見るには
【ABPW :西部北太平洋の略図( ABbreviated Pacific West )】
を見てくださいね!
JTWCは+9時間の時差があり6時間ごとの更新になります。
台風に対して適切な対応をするためには最新の情報を把握することが重要です。
JTWCによる台風6号の情報はこれからも更新していきます!
気象庁:台風6号の最新情報
現在の気象庁の台風6号の情報を見てましょう!
- 10日18時には朝鮮半島に上陸
- 11日は朝鮮半島を北上する
- 台風はこの後、熱帯低気圧に衰える
- 12日15時には中国東北区に達する見込み
画像:tenki.jp
台風6号に続き台風7号が発生しています。
気象庁が熱帯低気圧を発表するのは、『24時間以内に台風に発達する見込みの熱帯低気圧』だけです。
なので気象庁が熱帯低気圧を発表したら、24時間以内に台風になる確率は高いと思ってください。
気象庁はすぐに熱帯低気圧や低圧部を発表しませんが、もちろん監視は常にしていますよ!
特に、気象衛星ひまわりはとても優秀で、アジア・オセアニア及び西太平洋地域の観測を担い世界各国から高く評価されとても信頼されているのです。
気象衛星ひまわりのリアルタイム動画を見たい方はこちらをご覧くださいね。
見ているだけで面白いので見てみてください!
ヨーロッパ(ECMWF)台風6号の予想進路
次に、ECMWFの気象予報を時間を進めてみましょう!
ECMWFは長期予報に特化したサイトです。
そこで、8月9日(水)の予想天気図を見てみましょう!
【8月9日00UTC】
画像引用元:ECMWF
(日本時間に直すには+9時間を足して下さい)
【8月11日00UTC】
画像引用元:ECMWF
(日本時間に直すには+9時間を足して下さい)
すぐに台風7号が関東に向かってきている様子がわかりますね。
台風7号についてはこちらをご覧ください。
ECMWFで緑色で表されているのは風の強さになります。
画像引用元:ECMWF
ECMWFは等圧線と風の強さが視覚的に捉えることができるのが特徴で、緑色が濃くなるほど風が強くなります。
今後の情報に注視していきたいと思います!!
ECMWFはスーパーコンピューターによる気象予報で、windyと同じく時間を進めてみることができるので、ぜひ参考にしてみてください。
気象庁やJTWCの5日間予報とは違い10日間予報になりますが、それだけ長期予報に特化したサイトで風の動きや海面水温など世界中の気象予報を見ることができます。
windyで現在の台風6号たまごの様子を見る
みなさん、windyはご存知でしょうか?
『windy』はチェコの気象機関会社ですが、私は台風の進路を調査するときには必ずwindyをチェックするようにしています。
リアルタイムの気象情報から、先の天気予報予想も視覚的に捉えられるので、とても分かりやすいですよね。
では、windyの情報を、等圧線を表示しながらみてみましょう!
上記の画像では、風の動きと等圧線を示すデータを表示させています。
(L)は低気圧
(H)は高気圧です。
▲マークをタップすると時間をすすめて見ることができます。
windyは風の動きだけでなく、雨雲や雷がどこで発達しているかまで捉えられるので、見ているだけでも面白いサイトです。
現在使用されている気象予報データは、ECMWFやJTWCなど情報を元にしていて、リアルタイム天気予報サービスを世界中に提供しています。
その情報は、航空機や船舶などにも利用されているそうですよ!
現在の海面水温を見る
台風が発達するにはエネルギーが必要です。
海面水温が27℃以上で、台風は発達すると言われています。
そこで、気象庁が発表している「海面水温実況図」をみてみましょう!
下記は7月16日の海面水温実況図です。
赤色が濃くなるほど海面水温が高いのですが、日本の南の海上が真っ赤になっていることから、台風が発生すると大きなエネルギーが蓄えられることが伺えますね。
ウェザーニュース:台風6号情報
ウェザーニュースの台風6号に関連する情報を見てみましょう!
【台風情報】台風6号(カーヌン)は暴風域を伴って九州の西を北上中です。
今夜から明日朝にかけて暴風や大雨のおそれがあるため、夜間は安全な所で過ごすようにしてください。https://t.co/TLZ4lD4BjU pic.twitter.com/sFcrEsQEEJ— ウェザーニュース (@wni_jp) August 9, 2023
また台風とは別の台風7号も発生しており今後の動向に注意が必要です。
【台風6号が迷走する理由】
台風は自身で動くことができません。大気の流れや気象要素によって進路が決まりまるのです。
日本列島は現在、太平洋高気圧に覆われています。そして、中国大陸から黄海付近にも強い高気圧が存在しており、台風6号の北への進路を妨げています。
また、台風6号の周辺には、東南アジアからのモンスーン風と高気圧の影響で、「モンスーントラフ」と呼ばれる大きな反時計回りの渦が形成されています。
現在、台風はモンスーントラフの北側を吹く風によって西寄りに進んでいますが、この先、モンスーントラフが北上し、南側を吹く風によって東寄りに進路を変えるのです。
ウェザーニュースは日本の民間最大の気象機関です。
その精度の高さやピンポイントでの気象情報の提供などにより、多くの企業が有料級の情報提携をしているとても信頼できる気象機関です。
台風6号の進路予想(世界の気象機関)
台風6号の各国モデルの台風進路予想(GPV)です。
画像:ウェザーニュース
白い一本一本の線が世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果です。
その後の進路は大陸へ向かうものから西日本方面へ向かうものなど、かなりばらつきが大きくなっていることがわかります。
これだけ各国の予想進路の幅が大きいのは、進路予想の確実性が低いことを示しています。
GPVとは気象庁や米国海洋大気局等の気象予測モデルをスーパーコンピュータで計算した予測値を指します。
■台風6号 九州~四国接近 可能性
台風6号 今後東寄りに進み来週前半九州~四国付近 接近予想
台風情報https://t.co/99FJpKLrrc
衛星トゥルーカラー画像背景https://t.co/wXTaPsR7ES
衛星雲頂強調画像背景https://t.co/auWrwCg8wG
各国モデルも同様コースに揃ってきましたhttps://t.co/UZSmckEdCD pic.twitter.com/IroYQ5qpXg— gpvweather.com (@gpvweather) August 4, 2023
多くの場合、台風が出来たての頃は予想に幅がありますが、日本に近づくにつれ徐々に同じような進路ようになります。
特務機関NERVの情報
私がよく利用する「特務機関NERV」をご紹介します。「特務機関NERV」は、防災気象情報を配信するTwitter・アプリでは、気象庁に専用線を敷いています。
【台風第6号推定・予報 2023年08月09日 15:45】
台風第6号(カーヌン)は、五島市の南約110kmを1時間に15キロの速さで北北西に進んでいるとみられます。 pic.twitter.com/anM22LAzcc— 特務機関NERV (@UN_NERV) August 9, 2023
そのため、気象庁が発信する気象警報をダイレクトに受け取り、Tweetすることができるので情報を最速でお知らせしてくれる信頼できる機関です。
停電情報や、警報・注意報情報などきめ細やかな情報が、時に、気象庁より早く流れてきます。
2022年8月現在のTwitterフォロワー数は174.5万人以上にのぼり、無料のスマートフォン用アプリもありますので、みてみてくださいね1
- 特務機関NERV防災アプリ
- 特務機関NERV (@UN_NERV) – Twitter
飛行機の運行状況は?
航空会社名 | 欠航/運行 |
ANA | 運行状況のご案内はこちら |
JAL | 運行状況のご案内(国内)はこちら |
スカイマーク | 運行状況はこちら |
大手電力会社の停電情報!
電力会社名 | 停電情報先リンク |
沖縄電力 | 停電情報はこちら |
四国電力 | 停電情報はこちら |
九州電力 | 停電情報はこちら |
中国電力 | 停電情報はこちら |
中部電力 | 停電情報はこちら |
北陸電力 | 停電情報はこちら |
関西電力 | 停電情報はこちら |
東京電力 | 停電情報はこちら |
東北電力 | 停電情報はこちら |
北海道電力 | 停電情報はこちら |
JRの運行状況を確認する
鉄道会社 | 運行状況先リンク |
JR九州 | 列車運行情報はこちら |
JR西日本 | 列車運行情報はこちら |
JR東海 | 列車運行状況はこちら |
JR東日本 | 運行状況はこちら |
JR北海道 | 列車運行状況はこちら |
2023年台風6号の名前は?
2023年台風6号が発生すると、名前は「カヌーン(Khanun)」です。タイが提案した名称で、「パラミツ(果物の名前)」を意味するタイ語から名付けられました。
台風対策ちゃんとしてますか?台風だけではなく地震大国な日本。これだけあればまずは一安心!な防災グッズについてもしっかりチェックしておいてくださいね
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▲明日は我が身です…!▲
台風に備えるには何が必要?
」
まとめ
【台風6号2023たまご進路予想!米軍・windy・ヨーロッパ・気象庁の情報をイッキ見!】をまとめました。
台風対策は、早め早めの準備が肝心です!
気象予報に注意して台風が近づく前に、窓ガラス対策や停電対策、食料飲料水の確保など準備をしておきましょう!